クランクベイトは安いもので600円前後、高いものは数千円もするルアーです。しかし、100均のダイソーにクランクベイトが売られているのです。
今回は、ダイソーのクランクベイトのスペックや動き、改造について解説します。
ダイソーのクランクベイトのスペック
カラー
売り場で確認出来たのはセクシーシャッド系とマッドホットタイガー系の2色でした。
今回は、セクシーシャッド系のカラーを1個購入しました。
潜行深度
パッケージの裏を見ると、1.5m〜3mの潜行深度との記載があります。
ミッド〜ディープクランクとしての取り扱いです。
重量
重量は14.5gと記載されているのを確認しました。ディープクランクは21g前後のものが多いので、ダイソーのクランクベイトはディープクランクとしては少し軽めのウェイトです。
ラトル
ルアーを握って振ってみると、ゴトゴトという音がします。魚を寄せるためのラトルが入っているようです。
ダイソーのクランクベイトと似ていクランクベイト
ダイソーのクランクベイトは、一般的な釣具屋さんで市販されているクランクベイトの中では、どのようなものと似ているのでしょうか。
それでは、パーツごとに比較してみましょう。
上から見たボディ
ティムコから販売されているマッドペッパーマグナムというディープクランクと、上から見たボディの形は似ています。
ダイソーのクランクベイトは、マッドペッパーマグナムよりもふた回りほど小ぶりです。
横から見たボディ
ボーマーから販売されているモデルAというクランクベイトに、横から見たボディの形は似ています。
写真のものは6Aというサイズですが、ダイソーのクランクベイトは、6Aをふた回りほど大きくしたものです。
リップの形状
リップの形状は、メガバスのディープX300というディープクランクに似ています。
ダイソーのクランクベイトはディープX300よりもひと回りほど小ぶりです。
リップの角度
リップの角度は、ティムコから販売されているマッドペッパーマグナムというディープクランクとほぼ一緒です。
ダイソーのクランクベイトは様々なクランクベイトの要素が入っているルアーです。見た目の印象だけでは、様々なクランクベイトの良いとこ取りをしていて、とても釣れそうに思います。
それでは、実際に動きを確認してみましょう。
ダイソーのクランクベイトの動き(アクション)
トゥルーチューン
まずは、トゥルーチューンと呼ばれる、クランクベイトが真っ直ぐ泳ぐように調整する作業を行います。もし、左右どちらかに曲がって泳ぐようであれば、曲がる方向とは逆の方向へラインアイを曲げて調整を行います。
実際に泳がせてみると右に向かって泳いでいたので、クランクベイトのラインアイを左の方に曲げてトゥルーチューンしました。
実際の動き(アクション)
ヌルヌルとしたロール主体の動きで、とても良い動きをしています。
浮力
ダイソーのクランクベイトはとても浮力が強いことも分かりました。障害物にあたった時にはリップでかわすだけでなく、浮かせて回避できることもあるでしょう。
良いことだらけのダイソーのクランクベイトにも、実際使ってみると欠点も見えてきたので、紹介します。
ダイソーのクランクベイトの欠点
ラインアイが不安定
トゥルーチューンを行った時に気づいたのですが、ラインアイがガタガタ動きます。安定的な動きが得られないのと、これでは大きなブラックバスがかかった時に取れてしまうかもしれません。
フックが弱い
ペンチで少し力を入れただけで折れてしまいました。もし、大きな魚を狙うのであれば、フックの交換は必須でしょう。
使う場面がない
様々なクランクベイトと比較すると、ダイソーのクランクベイトは使う場面がありません。
クランクベイトが使えるような大きなシチュエーションを想定すると使えますが、リップラップ(捨て石)やカバー回り、ディープフラットを攻めるといった特定のシチュエーションに対しては他のクランクベイトがメインとなってしまい、ダイソーのクランクベイトをわざわざ選んで使う場面がありません。
ダイソーのクランクベイトの改造
フックは交換しないと使えません。せっかく交換するならダブルフックに改造し、更に根がかりが激しい釣りに使ってみてはいかがでしょうか。海釣りで、チヌなどを狙うのにも使えそうです。
まとめ
既に様々なクランクベイトをお持ちの方は出番が少なそうなダイソーのクランクベイトですが、まだクランクベイトを持っていない方や使ったことのない方は値段の安さから手が出しやすいと思います。
まだクランクベイトを投げたことが無い方は、気軽にダイソーのクランクベイトを購入してみてはいかがでしょうか。
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