スピナーベイトのトレーラーにワームを付ける必要性

スピナーベイトは、トレーラーにワームを付けても付けなくても使えるルアーです。しかし、ワームを付けると極端に釣果が出るシチュエーションがあります。
今回は、スピナーベイトにワームを付けた時の動きや、付ける状況を紹介します。

スピナーベイトのトレーラーにワームは必要なのか

スピナーベイトは単体でも十分に釣れるルアーです。その十分釣れるルアーに、更にワームを足す必要性があるのかどうかと言われれば、通常はありません。しかし、ある条件下で、トレーラーにワームを付けたほうが、釣果が格段に上がることがあるのです。
まずは、スピナーベイトにワームを付けた場合、どのような動きになるのかみていきましょう。

スピナーベイトにトレーラーワームを付けた時の動き

ゆっくりと引ける

ワームが抵抗になりゆっくりと引けるようになります。

浮きやすくなる

ワームの抵抗で浮きやすくなり、１段浅いレンジ（深さ）を引くことができます。

水押しが強くなる

ワームの抵抗で水押しが強くなり、アピール力が増します。
水押しは目で確認できるものではありませんが、ロッドに掛かる力であったり、リールに掛かる負荷からその水押しのパワーを感じることができます。

トレーラーにワームを付けた時の動き方が分かったところで、どのような状況でスピナーベイトにワームを付けた方が釣果が出るのかみていきましょう。

スピナーベイトにトレーラーワームを付けた方が良い状況

濁りが出ている時

いつもより濁りが出ている場合はスピナーベイトにワームを付けてあげましょう。ワームを付けたことによる強波動で、ブラックバスにスピナーベイトを気づかせることができます。

爆風の時

風が吹くとプランクトンが岸際に打ち寄せられ、小魚が集まってくるので、スピナーベイトが有効になります。しかし、爆風の場合はプランクトンが散ってしまい、ブラックバスもスピナーベイトに気づかないことがあります。このような時はトレーラーにワームを付けてあげることで、ブラックバスがスピナーベイトに気づきやすくしてあげるといいでしょう。

冷え込んだ時

急に冷え込んだときや、季節が冬の時はスピナーベイトが効かなくなる時があります。
この時にトレーラーにワームを付けてあげることで、ブラックバスの側線を刺激しバイトしてくれることがあります。

広範囲にブラックバスが散った時

秋など広範囲にブラックバスが散ってしまった時も、スピナーベイトにトレーラーとしてワームを付けることは有効です。
ワームを付けることによってスピナーベイトが浮き上がりやすくなることを利用して、バジング（ブレードが水面から出てアピール）やガーグリング（水面直下で引いて引波を立てる）でブラックバスにスピナーベイトを気づかせる方法です。

スピナーベイトにワームを付ける状況が分かったところで、逆に、ワームを付けない方が良い状況をみていきましょう。

スピナーベイトのトレーラーにワームを付けないほうがいい状況

スピナーベイトのトレーラーにワームを付けないほうがいい状況は、水がクリアになった時です。
水がクリアになってしまった時に、スピナーベイトにワームを付けてしまうと、波動が強すぎて極端にバイトが落ちてしまします。
水がクリアになった時は、スピナーベイトは小さいものを使ったり、ラバーが水に溶け込むようなナチュラルカラーを選択するといいでしょう。

スピナーベイトのトレーラーとしてよく使われるワーム

グラブやスティックベイト、シャッドテールのワームがよく使われます。
スピナーベイトの種類によって、グラブの方が波動が強くなったり、シャッドテールの方が波動が強くなったりと様々です。個々のスピナーベイトに対してのロッドやリールに伝わってくる感覚を覚えることが重要です。

まとめ

スピナーベイトにワームを付ける必要性は常にはありませんが、状況によっては飛躍的に釣果が出ることがあります。
皆様もぜひ、スピナーベイトにワームを付けた方が良い状況が来た時は、トレーラーの威力を試してみてください。