スピナーベイトはブレードの交換やカラーの種類で差をつけよう!

スピナーベイトのブレード バス釣り用ルアー

スピナーベイトのブレードは、種類によってアクションも変わってきます。
今回は、スピナーベイトのブレードの種類やサイズ、交換方法などを紹介します。

スピナーベイトのブレードの3つの種類

スピナーベイトのブレードは大きく分けると、ウィローリーフ、コロラド、インディアナの3つの種類に分けられます。
それではそれぞれのブレードを詳しくみていきましょう。

ウィローリーフ

ウィローリーフ

ウィローリーフ(willow leaf)は、「willow」=「柳」と「leaf」=「葉っぱ」を合わせた、柳の葉という意味です。
諸説ありますが、細長い形をしていることから名付けられました。
特徴は、水の抵抗が少ないことから、スピナーベイトを速くまっすぐ引いてくることに優れています。
逆に遅く巻いてしまうと、ブレードが回らなくなってしまいます。

コロラド

コロラドブレード

コロラドは「colorado」と表記します。
こちらも諸説ありますが、アメリカのコロラド州で生まれた形状なのでそう名付けられました。
特徴は、水の抵抗が大きいことから、スピナーベイトをゆっくりと引いてくることに優れています。
逆に速く巻いてしまうと、水の抵抗を受けすぎて、スピナーベイトが横を向いてしまいます。
水の抵抗が大きい特徴を利用して、ヘリコプターと呼ばれる、フォール時にブレードを回転させながら落ちていくアクションにも使われます。

インディアナ

インディアナブレード

インディアナは「indiana」と表記します。
こちらも諸説ありますが、アメリカのインディアナ州で生まれた形状なのでそう名付けられました。
ウィローリーフとコロラドの間に位置する存在ですが、どちらかというとコロラドに近い性質を持ったブレードです。
特徴は、ウィローリーフほど速くは巻けませんが、コロラドより速く巻くことができます。
また、フォールでのヘリコプターアクションは、きちんとブレードを回しながらも、コロラドよりフォールの速度を上げることができます。

スピナーベイトのブレードサイズ

スピナーベイトのブレードサイズを変えてあげることによって、同じ重さのスピナーベイトの使い方を変えることができます。
それではみていきましょう。

スピナーベイトのブレードのサイズを小さくした場合

スピナーベイトのブレードサイズ変更

ブレードを小さくした場合は、水の抵抗が少なくなりスピナーベイトが浮き上がりにくくなります。
よって、スピナーベイトの重さを上げることなく、レンジを下げることが可能です。
また、水の抵抗が少なくなるので、速く巻くことが可能になります。

スピナーベイトのブレードのサイズを大きくした場合

スピナーベイトのブレードサイズ変更

ブレードを大きくした場合は、水の抵抗が大きくなりスピナーベイトが浮きやすくなります。
よって、スピナーベイトの重さを下げることなく、レンジを上げることが可能です。
また、水の抵抗が大きくなるので、遅く巻くことが可能になります。

スピナーベイトのブレードのカラー

スピナーベイトのブレードのカラーは、メッキ塗装と、塗料による塗装の2種類があります。
それぞれを詳しくみていきましょう。

メッキ塗装

スピナーベイトのブレード

メッキ塗装はブレードが薄く、重さは軽いです。
金属特有の光沢を活かすことにより、塗料にはない光り方を出すことが出来ます。
通常のブレードの他に、ハンマードと呼ばれる表面が叩かれて凹凸が付き、光が乱反射しやすいものもあります。
基本のカラーは、ゴールド、シルバー、ガンメタです。
アピール力は、
ゴールド>シルバー>ガンメタ
です。
水がいつもより濁っていると感じる場合はゴールドを使い、水がクリアな時はシルバーやガンメタを使います。

塗料による塗装

スピナーベイトのブレード

塗料による塗装は、塗られている塗料の分だけブレードが厚くなり、重くなります。
メッキ塗装と比べると、ディスプレイスメント(水押し)が強くなるので、ブラックバスの側線(人間でいう耳にあたる器官)にアピールすることができます。
カラーは、暖色と寒色を1つずつは持っておきましょう。
白やチャート、ピンク、黒など、様々なカラーが出ていて迷いがちですが、暖色と寒色に分けてカラーを選ぶようにしましょう。

ガンメタのスピナーベイトのブレード

メッキ塗装のガンメタや、塗料による塗装のブラックは、アメリカのトーナメントにおいて、ムーンライトカラー(月夜で目立つカラー)と呼ばれ、他のカラーで釣れない時になぜか釣れることがあるシークレットカラーでした。
様々なカラーがあって、購入する時に迷ったときは、ガンメタや黒を購入するのもいいでしょう。

スピナーベイトのブレードチューン!かんたんな交換方法

スピナーベイトのブレードの交換

スピナーベイトのブレードは、トレーリングブレード(リアブレード)をかんたんに交換することができます。
リーディングブレードと呼ばれる、前についているブレードは溶接され交換できないようになっているている機種が多いです。
トレーリングブレードの交換方法は、スプリットリングからブレードを外し、交換したいブレードを付けるだけで交換することができます。

スピナーベイトのブレードの輝きは磨きで復活

スピナーベイトのブレードは、水アカなどでだんだんと輝きを失ってきます。
ピカールや紙ヤスリで汚れは落とせますが、ブレードのメッキ等も剥がしてしまう恐れがあります。
おすすめなのは、メラミンスポンジで磨き上げることです。
実際にやってみましたので、みてみましょう。

くすんだウィローリーフ

まずはブレードの汚れを確認しましょう。
水アカで輝きがなくなっているのが見てわかります。

メラミンスポンジ

今回用意したメラミンスポンジです。

ブレード磨き

ブレードとメラミンスポンジを水で濡らして、シンクで洗いました。

スピナーベイトのブレードの磨き

傷は消えませんでしたが、光沢は戻りました。

スピナーベイトのブレードが回らない原因

スピナーベイトのブレードが回らない原因は、ボールベアリングと、ブレードの形状や重さによるものの2つが考えられます。
それぞれみていきましょう。

ボールベアリングスイベルが原因の場合

ボールベアリングスイベル

ボールベアリングスイベルのベアリング部分にゴミが入ると、ブレードが回らなくなります。
新しい物に取り替えることで解決します。

ブレードの形状や重さが原因の場合

スピナーベイトのヘッド

ブレードに対してヘッドの重さが軽すぎる場合に、ブレードが回らないことがあります。
特に大きなウィローリーフを使っていると起きやすい現象です。
ウィローリーフは水の抵抗を受けにくいので、ある程度重さのあるヘッドを使って速く巻いてあげることでブレードが回転します。
解決方法は、ヘッドを重いものに変えるか、小さなウィローリーフに変えることで解決します。

まとめ

スピナーベイトのブレードの種類は、チョッパー、ダコタ、フレンチ、ミノー、オクラホマなど、細かく分ければ数十種類の形があります。
今回紹介した3種類のブレードの性質を理解することで、他のブレードの特性や、ブレードの運用方法が分かります。
ぜひ、市販で売られているものだけを使うのではなく、自分の考えを反映させたスピナーベイトを使ってみてください。

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