テンヤには様々な色(カラー)があり、売り場でどの色を購入したら良いのか、また、一つテンヤの釣行の際にどの色を選んだら良いのか迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。
今回は、一つテンヤで最も使われる色や水中での見え方、色の使い分けについて紹介します。
一つテンヤで最も使われる4色
釣具屋で一つテンヤのコーナーを見てみると、赤、金、緑、グロー(夜行)の4色が多いことに気がつくかと思います。
一つテンヤにおいて、この4色は基本とも言える色なのです。
この4色が水中でどのように見えるのかみていきましょう。
水中での一つテンヤの色の見え方
出典:FIX Does Lure Color Matter Underwater?より引用
水中では水深が深くなるにつれて、届く光の色が限られてきます。
一つテンヤでよく使われる4色は、赤、金、緑、グロー(夜行)の順番で徐々に見えなくなっていきます。
地上では派手に見える赤や金は実は水中ではあまり見えておらず、緑やグロー(夜行)は水中でははっきりと見える色なのです。
それでは、これらの色の使い分けをみていきましょう。
一つテンヤでの色の使い分け
赤
2.3センチのマダイで視力は0.05、これが成長とともに向上して、10センチでは0.11、20センチでは0.16、そして最も大きな60.9センチの個体で0.31となった。
出典:大修館書店 魚はなぜ群れで泳ぐかより引用
真鯛は成長するにつれて眼も大きくなり、視力も上がっていきます。
つまり、針がついているテンヤを食わせることは、大きな真鯛ほど視力が上がるため難しくなるのです。
よって、水深によって色が最もボケやすい赤色が真鯛を騙しやすい色だと言えます。
真鯛が好むエビも赤に近いため、エビが身を守るための保護色と言っていいでしょう。
金
テンヤに金色を塗る時は、シルバーの上にクリアイエローを吹き付けるように塗られています。
よって、水中での見え方は黄色に近いと言っていいでしょう。
赤よりも深い場所で見えやすいため、赤色よりもアピール力を上げたいときにカラーローテーションしてあげるといいでしょう。
緑
深い水深でも見えやすい色が緑色です。
風や波が強く、底が荒れてしまって濁っている場合は緑色を選ぶことによって、真鯛に気づいてもらうことができます。
赤色や金色で反応がないときに緑色をカラーローテーションしてあげましょう。
グロー(夜行)
朝マヅメの時間帯は、まだ日も完全に昇っておらず、光量が少ない時間帯です。
光量が少ない時間帯はどの色のテンヤも見えづらいですが、グロー(夜行)であれば発光しているので見えます。
1日を通して使うカラーではないですが、朝マヅメだけに絞って準備をしておくといいでしょう。
また、グロー(夜行)は紫外線を吸収して光りますので、UVライトやヘッドライトを予め用意しておきましょう。
まとめ
一つテンヤはカラーが全てではないですが、釣果が大きく変わることがあります。
様々なカラーがありますが、基本の4色を揃えて様々な状況に対応できるようにしておくといいでしょう。
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