一つテンヤに使うPEラインの選び方解説!おすすめのPEライン6選

一つテンヤに使うPEラインの選び方 ライン

一つテンヤの道糸はPEラインを使いますが、様々な種類があって選ぶのに困っている方は多いのではないでしょうか。
今回は、一つテンヤに使うPEラインの選び方やおすすめのPEラインを紹介します。

一つテンヤに使うPEラインの号数

12本編みの0.6号のpeライン

一つテンヤに使うPEラインの号数は、0.6〜1号という細いPEラインを使います。
0.6〜1号でもかなりの差があり、一つテンヤの上にしゃくりあげる動作と、テンヤがフォールする時のアクションに大きく影響を及ぼします。
筆者の経験談ですが、太いラインに釣果が偏ることはなくても、細いラインに釣果が偏ることがあります。
一つテンヤでは、釣果が厳しい状況であればあるほど細いラインの方が釣れる傾向が強くなります。
よって、0.6号のPEラインを使っていただきたいのですが、あまりに細いとリーダーが結びづらかったり、ドラグ調整がシビアになります。
よって、初めて一つテンヤをする方は、0.8〜1号で選ぶといいでしょう。

一つテンヤに使うPEラインの編み数

PEラインは数本の細いラインを編み込んで作られています。
編み数は、4本、8本、12本とがありますが、この3つの編み数は特徴が異なります。
具体的には、しなやかさ、毛羽立ちやすさ、断面形状、価格、の4つが異なります。
それでは、詳しくみていきましょう。

しなやかさ

sfノット

編み数が多いほうがしなやかです。
よって、4本撚りは硬く、12本撚りはしなやかなPEラインです。
上にしゃくりあげる一つテンヤの釣りにおいて、テンヤがフォールするときはどうしても糸ふけがでやすくなり、ロッドティップ(穂先)にPEラインが絡まりやすくなります。
よって、少し硬く張りのある4本撚りや8本撚りのPEラインの方がライントラブルは少なくなります。
また、しなやかなラインのほうがリーダーを結びやすくなります。

毛羽立ちやすさ

peラインのトラブル

編み数が多いほうが毛羽立ちやすいです。
よって、4本撚りは毛羽立ちにくく、12本撚りは毛羽立ちやすいです。
撚り数の違う同じ太さのPEラインを比較すると、撚り数の多いPEラインの方が、細いラインの集合体になっています。
この細いラインの集合体の数本が切れてしまうと毛羽立ちとなるのです。
よって、12本撚りのPEラインの方が4本撚りや8本撚りと比較すると毛羽立ちやすいのです。
特に一つテンヤは0.6号〜1号という細いPEラインを使うので、毛羽立ちやすさは顕著に現れやすいです。

断面形状

ロッドティップ

編み数が多いほど円形になり、編み数が少ないほど平打ち麺のような平らな形状になります。
これは、撚り数の多いPEラインの方が、ライン同士の隙間を埋めるように編めるため、円形のラインが製造できるためです。
よって、撚り数の多い12本撚りの方が、ガイドとの摩擦を減らすことができるので、スムーズにテンヤをフォールさせることができます。
また、キャスティングテンヤと呼ばれる、遠くにキャストして誘う一つテンヤの釣りにおいても、12本撚りは飛距離が出ます。
4本撚りは性能が落ちますが、使用感としては8本撚りと12本撚りはほとんど変わらないと思っていいでしょう。

価格

5枚の千円札

編み数が多いほうが価格は高くなります。
PEラインも消耗品ですので、何度も巻きかえることを考えると価格も性能の一つと言っていいでしょう。

初めての一つテンヤでは何本撚りのPEラインを選べばいいのか

0.6号のPEライン

初めて一つテンヤをする方におすすめなのは、8本撚りのPEラインです。
それは、リーダーの結びやすさとトラブルの少なさのバランスが良いためです。
しなやかな12本撚りの方がリーダーは結びやすいですが、ロッドティップに絡まってしまうライントラブルも多くなります。
硬い4本撚りはロッドティップに絡まってしまうライントラブルは少ないですが、その硬さからリーダーを結びにくいです。
8本撚りのPEラインは4本撚りと12本撚りのメリット・デメリットの両方を持ち合わせています。
初めて一つテンヤでPEラインを使う方であれば、8本撚りのものを選び、後で4本か12本のどちらの性能が自分に合うか試してみるのがいいでしょう。

一つテンヤに使うPEラインはマーカー付を選ぼう

peラインのマーカー

船釣り用のPEラインは、10mごとにカラー(色)が変わり、1mごとにマーカーが打っています。
マーカーが付いていることによって、自分がどの水深を釣っているのかや、釣れた水深がわかりやすくなります。
一つテンヤに使うPEラインは必ずマーカー付のものを選ぶようにしましょう。

一つテンヤにおすすめのPEライン6選

4本撚りでおすすめのPEライン

DUEL(デュエル) HARDCORE X4

ウルトラPEをマイクロピッチブレイデッド加工(4本組)した、強くコシがあって扱い易いPEラインです。
とにかくコスパが良いPEラインの1つです。

デュエル(DUEL) HARDCORE X4(ハードコア エックスフォー) 200m 1号/18lb 10m×5色 H3247

ラパラ ラピノヴァX マルチカラー

コストパフォーマンスに優れているラピノヴァXの5カラーマーキングバージョンです。

8本撚りでおすすめのPEライン

YGKよつあみ エックスブレイド アップグレード X8

高密度ピッチ製法× WX8工法 × GP加工 × HST加工という独自の製法が可能とした圧巻のパフォーマンスを生み出すPEラインです。

シーガー PEX8

クレハ社PEシリーズで最も伸びが少ないグランドマックスPEを採用している、コストパフォーマンスを徹底追求した8本編みのPEラインです。

シマノ ピットブル8+

糸を均一に編む事ができ、強力をUPする効果がある、新編み方法であるVT工法を採用しています。

12本撚りでおすすめのPEライン

ダイワ UVF ソルティガセンサー 12ブレイド

12本の基糸を超高密度に製紐した、ダイワ独自の角打ち12ブレイドです。

まとめ

初めて一つテンヤをする方は、8本撚り0.8号のPEラインを選ぶことをおすすめします。
一つテンヤの回数を重ねていくうちに、自分に合ったラインが見えてくるでしょう。

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