一つテンヤの重さを選ぶ4つの基準を解説!号数の選び方とは

一つテンヤの重さ 釣りの知識

一つテンヤの重さの選び方や、何号が何グラムに換算されるのか分からない方は多いのではないのでしょうか。
今回は、一つテンヤの重さについて解説します。

一つテンヤの重さ号数換算表

一つテンヤに良く使われる号数をグラム換算にすると、どの重さになるのか表にしてみました。

号数グラム
13.75
27.5
311.25
415
518.75
622.5
726.25
830
1037.5
1245
1556.25
2075
2593.75
30112.5

一つテンヤの本当の重さ

5号のテンヤ

5号の一つテンヤの重さは、18.75gです。
それでは、5号の一つテンヤの重さを量ってみましょう。

測りとテンヤ

実際は20gありました。
これは、ヘッドの重りの部分の重さが5号であり、スイベルや孫バリの重さは含まれていないために重さに差がでてしまうのです。
しかしロッドを選ぶ時は、ヘッドの重さを基準にして選んでいただいて構いません。

一つテンヤの重さを決める4つの基準

一つテンヤの釣りをするときにテンヤの重さはどのように決めればいいのかみていきましょう。

一つテンヤの一般的な重さ

2つのテンヤ

最初に揃える一般的なテンヤの重さは6〜10号です。
しかし、様々な条件に合わせるために、更に軽いテンヤや重いテンヤを揃える必要性が出てくるのです。
重さを決める基準は主に4つあり、

  • 海流の速さ
  • 食い渋った魚へのアプローチ方法の変更
  • 地域性
  • 遊漁船で決められている

の4つです。
それでは、それぞれ詳しくみていきましょう。

海流の速さ

船と海

一つテンヤは底を取ることが基本動作です。
しかし、海流が速ければ軽いテンヤでは底を取ることが困難になるため、重いテンヤを使うようにします。
例えば、福岡県の関門海峡での一つテンヤの釣りは、水深10m〜20mという浅場をドテラ流しで釣ることが多いです。
潮が緩ければ3号を使い、潮が速ければ10号のテンヤを使います。
水深で重さを決めるのではなく、潮が速いときでも底を取ることができる重さを選ぶのです。

食い渋った魚へのアプローチ方法の変更

たくさんの一つテンヤ

魚の活性が高い時はテンヤの重さに関係なく食いついてきますが、軽いテンヤの方が反応がいいときもあれば、重いテンヤのほうが反応がいいときもあります。
筆者の経験談ですが、春先は軽いテンヤの反応が良く、秋に近づくにつれて重いテンヤへの反応が良い時が多いです。
魚が食い渋る時は必ずありますので、様々な重さのテンヤを用意しておくといいでしょう。

地域性

漁港

一つテンヤを行う地域ごとによって、よく使われる重さがあります。
例えば、熊本県の天草では20〜30号という、とても重いテンヤを使う地域です。
初めて一つテンヤをする地域や、行き慣れていない地域で一つテンヤをする場合は、よく使われている重さを事前に確認しておきましょう。

遊漁船で決められている

遊漁船と橋

遊漁船によっては、最初から使えるテンヤの重さが決められているところもあります。
これは、重さを揃えることによってお祭りを防ぐためです。
遊漁船の予約時に、どのようなテンヤの重さを揃えれば良いのか事前に確認しておきましょう。

まとめ

水深が100m前後ある場所での一つテンヤでも、パラシュートを使用した遊漁船では軽いテンヤでも攻略できます。
重要なのは、前述した4つの基準を元に、重さを判断していくことです。
ぜひ、一つテンヤの様々な重さを使ってみてください。

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