一つテンヤで使う孫針は消耗品のため、いつでも変えることができるように事前に準備しておきたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
今回は、一つテンヤの孫針の自作について解説していきます。
一つテンヤの孫針を自作してみよう
準備するもの
- 針
- ハリス
- ハサミ
- ステンレス線の先を曲げたもの
一つテンヤに使う孫針のサイズは、メーカーによってサイズは異なりますが、6〜13号の間から選ぶといいでしょう。
ハリスは、3〜6号のお好みの太さのフロロカーボンラインを準備しておきましょう。
ステンレス線の先を曲げたものは必須ではありませんが、孫針をたくさん作る時はあると便利です。
ダブルエイトノット(二重八の字)の結び方
まずはハリスを準備して、テンヤに結ぶための輪っかをダブルエイトノットで結んでいきましょう。
慣れないうちは40cm程度の長さにしておくとやりやすいです。
半分に折り、二重にします。
輪っかを作ります。
輪っかを1回ねじります。
ねじった輪の中に、折り返した先端を入れます。
八の字の結び目になっているか確認し、ゆっくりと締め込んでいきます。
きちんと結べていることを確認できたら、ダブルエイトノットの完成です。
砂ずりの作り方
細いラインを2重にして巻きつけている部分を砂ずりといいます。
一つテンヤの孫針に使うハリスは、3〜6号程度のフロロカーボンを2重にして砂ずりを作って使います。
2重にする理由は、一つテンヤに食いついてくる魚は真鯛だけでなく、マゴチやヒラメといった歯が鋭い魚も食いついてくることが多いためです。
2重にするなら最初から太めのものを使いたくなりますが、エイトノットの結び目やテンヤとの結び目が甘くなりやすいです。
よって、3〜6号程度のフロロカーボンを2重にして使うほうが扱いやすくなるのです。
それでは、この砂ずりの作り方をみていきましょう。
先を曲げたステンレスの棒を、輪っかに掛けます。
ステンレスの棒をくるくると回して縒っていきます。
ステンレスの棒が無い方は、指でくるくると回していきましょう。
好みの長さ分の砂ずりが出来たらステンレスの棒を外し、完成です。
内掛け本結びでの孫針の作り方
一つテンヤの孫針は、強度のある内掛け本結びという結び方で作ります。
それでは、みていきましょう。
針の軸に、作成した砂ずり付きのハリスを沿わせます。
輪っかを一つ作ります。
この輪っかの締め込みの長さ分だけ孫針のハリスとしての長さが長くなりますので、長さの調整はこの段階でしておきましょう。
輪っかの中に、ラインの先端を4〜5回通します。
ゆっくりと結び目を締め込んでいきます。
真っ直ぐ出来ているか確認できたら、完成です。
市販の一つテンヤ用の孫針
市販の孫針も販売されていますので、孫針の自作を難しく感じてしまったりする方は購入してみるのもいいかもしれません。
まとめ
自分好みの針やハリスを選べて、様々な長さに調整できるのが自作の良いところです。
ぜひ、孫針の自作にチャレンジしてみてください。
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