秋のバス釣りは野池が良いたった1つの理由

秋のバス釣りは野池が良い 季節

秋のバス釣りは、ダムや大型の貯水池よりも野池のほうが釣果が上がりやすいことがあります。
今回は、秋のバス釣りは野池が良い理由と、秋の野池の攻略法について解説します。

秋のバス釣りは野池が良いたった1つの理由

池ともみじ

秋のバス釣りは野池が良いたった1つの理由は、夏から秋にかけて季節が変わる時に起きやすいターンオーバーと呼ばれる現象が、野池では起きにくいからです。
それでは、ターンオーバーとはどのような現象なのかみていきましょう。

ターンオーバーとは

ターンオーバーの仕組み

ターンオーバーとは、一言で表すと「上と下の水が混じり合う」ことです。
水温の異なる水は比重が違うために混じり合うことはなく、夏に温められた上層の水は、温度の低い下層と、サーモクラインと呼ばれる境界線で分かれています。
秋に入り水面から水温が下がり、下層の水温と上層の水温が近づくとサーモクラインが崩壊して上下の水が一気に混じり合い、底に溜まっていた悪い水質が全体に広がります。
これがターンオーバーと呼ばれる現象です。
悪い水質の影響でブラックバスはショック状態になり、釣ることが難しくなります。
それではなぜ、野池ではこのターンオーバーと呼ばれる現象が起きにくいのかみていきましょう。

野池でターンオーバーが起きにくい理由

池

野池でターンオーバーが起きにくい理由は、水深にあります。
ターンオーバーは、水深5〜7mにできるサーモクラインの崩壊によって起きる現象です。
よって、ターンオーバーが起こるためには水深が10m前後は必要になります。
野池の水深は3〜4m前後が多く、そもそもサーモクラインができないのでターンオーバーは起きないのです。

秋の野池が濁る2つの理由

上記のように秋の野池ではターンオーバーが起きにくいとされるのに対し、ターンオーバーが起きたのではないかと思わせるような濁りが出ることがあります。
その理由を2つみていきましょう。

ウィード(水草)が枯れるため

枯れたウィード

水温が下がると、ウィードが徐々に枯れていきます。
この枯れたウィードが原因で水が濁ることがあります。

プランクトンが増加するため

水中の泡

水温が下がると水中の溶存酸素量が増えるため、好気性バクテリアと呼ばれるプランクトンが増えます。
この影響で水が濁る事があります。

この2つが原因で水が濁る場合は、ブラックバスの食い気が落ちることはありません。
むしろ濁りが出たほうがルアーを騙しやすくなるためバスを釣りやすくなります。

秋の野池のバス釣り攻略

ルアー

秋は水中の溶存酸素量が増えるため、ブラックバスにとって快適な場所が増えます。
広範囲に散ってしまうブラックバスを探すのが大変な季節でもあるのが秋のバス釣りなのです。
秋は巻物と呼ばれるように、クランクベイトバイブレーションで広範囲を攻めることが有効です。
また、どの場所もバスにとっては快適であるがゆえに、普段は入って来ないような浅い場所にも入ってくるようになります。
水深20cmもないような場所に大型のブラックバスが入ってくることが増えるのも秋の特徴です。
よって、広範囲を攻める巻物と、テキサスリグスモラバなどのピンスポットを撃てるという両極端な釣りをすることによって、秋の野池を攻略することができます。

まとめ

秋の野池のバス釣りの釣果が良いだけに満足せず、なぜ釣果が良いのかを理解することがとても大事です。理解することで、より多くの釣果を望むことができるでしょう。
ぜひ、秋のバス釣りを野池で楽しんでください。

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