一つテンヤに代用できる7種類のロッド紹介!エギングロッドは流用できるの?

一つテンヤロッドに代用できるロッド 釣りの知識

一つテンヤ専用ロッドを買っても今後も続けて行くか分からず、自分の手持ちのロッドを代用して一つテンヤに流用できないか考えている方や、様々なロッドから最も一つテンヤに合うロッドを探している方は多いのではないでしょうか。
今回は、一つテンヤロッドに求められる4つの要素と、代用できるロッドの紹介をしていきます。

一つテンヤロッドで重要な4つの要素

一つテンヤロッドで重要な要素は、長さ、硬さ、調子、感度の4つです。
それでは、4つの要素が一つテンヤロッドにどのように必要なのか詳しくみていきましょう。

長さ

炎月一つテンヤマダイ

一般的な一つテンヤロッドの長さは8ft(2.4m)前後です。
リールシートからグリップエンドが長く作られており、大鯛とのやりとりの際はリアグリップを脇に挟むようにできているのが特徴です。
また、リールシートからロッドティップ(穂先)までの長さはそこまで長くありません。
鯛を釣る機能性だけを見てみると、一つテンヤは手釣りで行う方もいらっしゃるほどですので、ロッドの長さは8ftよりも短くて問題ありません。
しかし、船が波などの影響で横揺れをしてしまった場合、短すぎるロッドでは船が揺れた分だけテンヤを持ち上げたり、落としたりすることになるので、テンヤを自在に操作ができなくなってしまいます。
また、9ft(2.7m)を超えるようなロッドでは船上で取り回しが悪くなります。
よって、一つテンヤのロッドは9ft未満で、6ft程度の極端に短いロッドでなければ大丈夫です。

硬さ

ロッドティップ

即アワセが基本の一つテンヤにおいて、柔らかすぎるロッドを選んでしまうと、アワセが決まらないことが多くなります。
また、硬すぎるロッドだと、アタリを弾いてしまうことが多くなります。
ロッドの硬さは、ML〜MHの間で選ぶといいでしょう。

調子

ソリッドティップ

一つテンヤにぴったりな調子は、ロッドティップでアタリを取り、ベリーからしっかり即アワセができるロッドです。
よって、7:3程度のファーストテーパー(先調子)のロッドがいいでしょう。

感度

ロッドとリール

ロッドの感度は、手に伝わってくる手感度と、目で確認する目感度のどちらか2つの感度を選ぶことになります。
手感度が高いチューブラーティップのロッドか、テンヤに食いついても違和感を与えにくく、目感度が高いソリッドティップのロッドのどちらか好みのものを選ぶと良いでしょう。
初心者の方は手感度の高いチューブラーティップをおすすめしますが、手にも伝わってこないアタリを取るにはソリッドティップのロッドが優れています。

一つテンヤに代用できる7種類のロッド

一つテンヤに代用できる長さ、硬さ、調子、感度の4つの要素を兼ね備えたロッドの種類を見てみましょう。

エギングロッド

一つテンヤと同じく、上へとシャクる動作をしやすい設計になっています。
近年のエギングブームにより、様々なエギングロッドが登場したおかげで、一つテンヤにも代用できるロッドが多くあります。
9ft近いロッドは長すぎますが、8.6ftまでの長さで、ML〜MHのロッドであれば代用できます。

バスロッド

ポイズングロリアス

筆者は一つテンヤのとき数本のロッドを持っていくのですが、必ずバスロッドが1本入っています。
筆者が使っているのは、6.4ftのソリッドティップのULのロッドです。
表記はULですが、一般的なML程度の硬さのロッドです。
6.4ftのショートレングスのロッドですが、リールシートからグリップエンドが短いだけで、リールシートからロッドティップまでの長さはあるロッドです。
バスロッド特有の超高感度のロッドですが、大鯛が掛かった時はリールシートからグリップエンドが短いために脇に挟むことが出来ず、腕がかなり疲れるのが欠点です。
また、バスロッドのグリップにはコルクが使われている事が多いですが、塩水を被ってしまうとコルクが痩せてしまうのも欠点と言えます。

シーバスロッド

ショア用のシーバスロッドは長く、硬いものが多いので使えるロッドが限られてきます。
オフショア用のシーバスロッドであれば長さも硬さも丁度いいものが多いため、おすすめです。

鯛ラバロッド(タイラバロッド)

タイラバロッドのスピニングモデルは、タイラバをキャスティングで攻めるように設計されている物が多く、ロッドに張りがあるのが特徴です。
長さも硬さも一つテンヤに代用できるものが多くあります。

メバルロッド

がまかつ ラグゼ 宵姫 華 S80MH-ソリッド (メバリング メバル ロッド)

一つテンヤに代用できる長さのロッドが多いですが、UL前後の柔らかいロッドが多いため、フッキングが決まりにくい事があります。
ML以上のロッドを選ぶと一つテンヤに代用できるでしょう。

アジングロッド

メバルロッドと同じく、一つテンヤに代用できる長さのロッドが多いですが、UL前後の柔らかいロッドが多いため、フッキングが決まりにくい事があります。
ML以上のロッドを選ぶと一つテンヤに代用できるでしょう。

イカメタルロッド

エメラルダス

筆者が一つテンヤをするときの持ち込む複数のロッドの1つが、イカメタルロッドです。
イカメタルロッドはバスロッドより多少感度は落ちますが、リールシートからグリップエンドが長いため、大鯛とのやりとりの際はリアグリップを脇に挟むこともできます。

まとめ

一つテンヤロッドは様々なロッドで代用することが可能です。
ぜひ、釣具屋で様々なジャンルのロッドを触ってみて、自分に合う一つテンヤのロッドを探してみてはいかがでしょうか。

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