スモラバやテキサスリグを使ったことがある人でも、ラバージグは使ったことがないという人や、使ってもなかなか釣れないと思っている人は多いのではないでしょうか。
今回は、ラバージグのアクションや季節ごとの使い方、そしてワームの付け方等を解説します。
ラバージグの4つのアクション(動かし方)
ラバージグはどんなアクションを出すことができるのでしょうか。
ここでは、4つのラバージグのアクションを紹介します。
ラバージグのスイミング
ラバージグはスイミングで非常に良く使われます。ただ巻きやミドストなどのスイミングアクションは、姿勢の安定するラバージグの得意とするアクションです。
ラバージグのズル引き
ラバージグはボトム(底)をズルズルと引いてくる、ズル引きにもよく使われます。
砂地などで使用すれば土煙が舞い、ブラックバスにアピールできます。
ラバージグのボトムバンピング
ボトムバンプと呼ばれる、エビや小魚がびっくりして跳ね上がるようなアクションもラバージグは得意です。ラバージグでボトムバンプさせることをボトムバンピングといいます。
ラバージグのリフトアンドフォール
カバーの中では、ラバージグを上下させてブラックバスを誘うリフトアンドフォールというアクションが有効です。
これらの4つのアクションは、季節ごとに出しどころがあります。
それでは、みていきましょう。
ラバージグの使い方(釣り方)
春のラバージグの使い方
春のブラックバスは産卵に向けて、大きなエサを捕食したがっている状態です。
産卵の通り道になるようなディープ(深場)を、ラバージグのズル引きで狙ってみたり、水温が上がりやすい日の当たるシャローカバー(浅場のゴミ溜まりなど)を撃って、リフトアンドフォールで誘う使い方が良いでしょう。
夏のラバージグの使い方
夏の野池のディープや、リザーバーの5〜7mラインにできるサーモクライン(躍層形成)の攻略には、ラバージグのスイミングが欠かせません。このような場所は溶存酸素量も多く、ブラックバスがエサを追い回している場合が多いため、ラバージグのスイミングアクションが効くのです。
秋のラバージグの使い方
秋は春と同じようなディープでのズル引きが再び有効になります。それに加え秋は、ディープフラットのズル引きやボトムバンピングも効果的です。
冬のラバージグの使い方
冬場は動きが鈍くなり、ラバージグを吸い込む力もない個体が多い状況になります。
エサとして食べさせるのは非常に困難ですので、ボトムバンピングのリアクションで強制的に食べさせる釣り方が有効です。
また、水が完全に冷え切ってしまうと、表層の方が水温が高い場合もあります。この場合、真冬でもシャローカバーに入ってくることがあるので、カバーの中を時間を掛けてリフトアンドフォールで誘う釣り方も有効になります。
ラバージグが釣れない原因
ラバージグは、しっかりと季節とアクションをリンクさせることが重要です。
夏を例にあげると、春にラバージグを使ってカバーで釣れたからといって、夏にカバーで釣れるとは限りません。
夏場は水温も上がり、シャローカバー周辺の溶存酸素量は極めて低くなるため、ラバージグよりもボリュームを落としたテキサスリグが有効になります。
夏はディープの方が水温も低く、溶存酸素量が高くなるため、ディープのラバージグのスイミングが有効になるのです。
季節ごとにラバージグが効くシチュエーションを覚えることにより、ラバージグで釣れないシチュエーションが分かってくるようになります。
ラバージグのトレーラーワームの付け方
①ラバージグのフックにワームをあて、フックを出すポイントを確認します。
②ワームをラバージグのフックに縫い刺しします。
ポイントは、フックを刺すのではなく、ワームをフックに押し込んでいくようにすると真っ直ぐ刺さります。
③真っ直ぐ刺さっているか確認して完了です。
ラバージグにスナップは付けるのか
ラバージグはアングラー(釣り人)がアクションさせたことをダイレクトに伝えることが重要です。スナップを付けると、アクションがラバージグにダイレクトに伝わらないため、スナップは付けません。
ラバージグのスカートのカット方法
ラバージグのスカートは、スイミングを行うときにカットすることがあります。
市販されているラバージグのスカートだと長過ぎて、ラバーがトレーラーのワームに張り付くことがあるためです。
スカートをカットすることにより、ラバーがフレアしやすくなってトレーラーのワームに張り付くことが少なくなります。
スカートは、フックのベンド下のラバーを5mm〜1cm残すようにカットするといいでしょう。
まとめ
ラバージグは季節とアクションをリンクさせることで凄まじい釣果が出ます。
今までラバージグを使ったことがない人は、ぜひチャレンジしてみてください。
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