スモールラバージグ、通称スモラバと呼ばれる軽いジグヘッドにラバーを巻いたルアーがあります。
今回は、スモラバの使い方を徹底解説。スモラバがきちんとアクションするための管理方法や使い方を紹介します。
スモラバをきちんとアクションさせるためにやること
スモラバを使える状態にする
様々なメーカーからスモラバが販売されていますが、中には袋でパッケージングされているものがあります。袋から出すとせっかくのラバーが潰れてしまっていて、このままでは良いアクションが出せません。
バス釣りに行く前にあらかじめ購入しておき、指でほぐしてボックスにいれておくとフレアが戻った状態で使用することができます。
すぐにバス釣りに使う場合は、プラケースの中に入っている形の崩れていないものを選ぶといいでしょう。
スモラバのケース
スモラバは袋などに入れてしまうとラバーにクセがついてしまします。ラバーにクセがつかないように、少し厚みのあるケースに保管することをおすすめします。
結ぶ時にラバーを巻き込まないようにする
スモラバを結ぶ時にラバーが巻き込まないように注意しましょう。アクションに影響が出るだけでなく、結び目の強度にも問題が出ます。
スモラバをきちんとアクションさせるためにやることが分かったところで、スモラバのアクションの特徴をみていきましょう。
スモラバとジグヘッドのアクションの違い
スモラバはジグヘッドにラバーを巻いたものですが、ジグヘッド単体とどのようなアクションの違いになるのかみていきましょう。
フォール速度が遅い
巻いているラバーが抵抗となり、ジグヘッド単体と比べるとゆっくりとフォールします。
横への移動距離が少ない
ロッドをシェイクした時に、スモラバはラバーの抵抗がある分、ジグヘッドと比べると横への移動距離が少なくすみます。
ロッドアクションを止めた時にアクションする
ワームはロッドでアクションを加えた時にアクションしますが、スモラバのラバーはアクションを加えると閉じ、止めた時に開きます。このアクションのタイムラグはラバーを巻いているスモラバ特有のアクションです。
動かして釣るイメージよりも、動かして止めた瞬間のラバーが開くのを頭の中でイメージすると釣果がでてくるようになります。
それでは、実際のスモラバの使い方を見ていきましょう。
スモラバの4つの使い方
スモラバの使い方は、どんなエサに似せたいかで決まってきます。代表的なのは、虫やエビ、小魚の3つです。この3つを表現するための4パターンの使い方をみていきましょう。
ボトムシェイク
スモラバをボトム(底)まで沈めて、ロッドをシェイクしながら、スモラバをボトムにはわせるようにアクションする使い方です。エビやゴリ系のハゼに似せた使い方です。
この使い方の重要なポイントは、とにかくシェイクをやめないことです。シェイクを続けることのメリットは2つあります。
1つは、アピール力の弱いスモラバのラバーを常にふわふわさせることによって、ブラックバスに気づいてもらえます。
もう1つは、シェイクすることでラインにたるみが生まれ、ブラックバスに違和感を与えにくくします。
吊るし
木の枝や植物にラインを引っ掛けて、スモラバをちょうちんのように吊るし、宙吊りの状態にします。水面で虫が溺れているかのように演出する釣り方です。
スモラバで虫を演出する最大のメリットは、沈めても誘えることです。
水面まで見に来たブラックバスを、バイトするまでなかなか持ち込めない場合は、そのままスモラバを沈めて水中で誘うこともできるので、大きなメリットとなります。
ミドスト
ロッドをシェイクしながら中層をスイミングさせ、小魚をイメージしながらスモラバを引っ張ってくる釣り方です。
ジグヘッドのミドストとの違いは、ラバーの抵抗により、1回のシェイクで横への移動距離が短くなることです。よって、ジグヘッドのミドストよりもゆっくりと誘うことができ、ラバーをふわふわさせるアクションでジグヘッドのロールアクションとも差別化することができます。
ただ巻き
スモラバの使い方で意外に知られていないのがこの釣り方です。アクションを加えずにただ巻いてくるだけで釣れます。
トレーラーはテールなどが付いていないピンテールのようなワームの方が釣果がいいです。
速く巻いてしまうとラバーのフレアが閉じてしまって水押しが弱くなり、釣果がでません。
しっかりとラバーが水を押すように、ゆっくりと巻いた方が釣果がでます。
レンジコントロール(深度調整)はリールを巻くスピードではなく、スモラバの重さで調整します。
エサに似せないリアクションでのスモラバの使い方
ルアーとしての特有の釣り方で、リアクション(反射的)での釣り方があります。
着底したスモラバにラインテンションをかけ、ロッドを瞬発的にあおって10cm程度動かして釣る釣り方です。
ロッドアクションで大事なことは、ラインテンションを掛けて瞬発的なアクションを加えたあと、穂先を戻してラインテンションを緩めてあげることです。この急激な緩急がリアクションバイトに持ち込むことができる釣り方です。
まとめ
スモラバの特徴を理解することで、使い方が見えてくると思います。
実際にフィールドに出てみてスモラバを使い、全ての使い方を覚えて、ブラックバスをどんどん釣っていってください。
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