ベイトリールへのラインの巻き方は難しいですが、スプールへの結び方やラインの交換方法を覚えるとスムーズにできるようになります。
今回は、ベイトリールのスプールへのラインの交換方法や、交換のコツを紹介します。
ベイトリールのライン交換の準備
ベイトリールから古いラインを抜き取ります。ドラグをゆるくしてラインを引っ張って出します。
高速リサイクラーをお持ちの方は、余っているボビンに巻きつけていけば良いでしょう。
古いラインを回収したあと、新しいラインを準備します。
新しいラインをロッドのバッドに付いているガイドに逆から通し、レベルワインダーへと入れていきます。
そしてスプールに新しいラインを結びつけていきます。
スプールへのラインの結び方はコツがありますので、みていきましょう。
ベイトリールのスプールへのラインの結び方
スプールにユニノットで結ぶ
スプールへのラインの結び方はユニノットがいいでしょう。スプールに結びコブを締め付ける前に余ったラインを切るようにします。こうすることによって、締め付けたあとに刃物をスプールに近づけることがなくなるので、スプールに傷をつける要因がなくなります。
スプールにラインをシールやテープで固定していいのか
ピッチングやフリッピングなどの近距離使用であれば、シールやテープを使って、ラインをスプールに固定しても構いません。
スプールにラインを結び、その結び目の上に市販のテープ等をピッタリと確実に貼ります。(指などで強く押してください。)
株式会社シマノ 16アンタレスDC 取扱説明書より引用
シマノの公式では、スプールにシールを貼ってラインを巻くようにアナウンスされています。
しかし、遠投をする可能性があったり、ベイトフィネス用のリールの場合はシールやテープで固定しないほうがいいでしょう。
遠投する場合、スプールは高速回転(35,000〜45,000rpm)します。シールやテープがいくら軽くても、高速回転するスプールに遠心力が働き、スプールの回転性能を低下させる可能性があります
ベイトフィネスの場合、スプールをできるだけ軽くすることによって、軽量のルアーを快適にキャストすることができます。ですので、シールやテープでラインを固定することはおすすめしません。
ベイトフィネス用のリールへのラインの結び方
ベイトフィネス用のリールには最低限のラインしか巻かないため、結びコブが指にあたり、違和感を感じることがあります。
このような場合の対策は、PEラインを結ぶようにすればいいでしょう。
それでは、PEラインをベイトフィネス用のスプールへ結ぶ方法を紹介します。
①スプールを取り出します。
②レベルワインダーから入れたPEラインをスプールへ3回巻きつけ、ユニノットで結びます。3回巻き付けないと、PEラインが空転してしまい、きちんと巻くことができません。
③スプールを戻して、ラインを巻くことができる状態にします。PEラインは50cm〜1m取れば十分です。
④PEとメインラインの結束は、メインラインに結びコブが出ないFGノットをおすすめします。
⑤メインラインを巻けば完成です。
スプールにラインを結んだあとは、リールシートにベイトリールを付けて、実際にラインを巻きかえていきましょう。ラインの巻き変え方法は3つありますので、それぞれ紹介します。
ベイトリールに新しいラインを巻き替える
ケースにラインのボビンを入れて巻き替える
ラインのボビンが入る程度の100均などに売っているケースに、新しいラインのボビンを入れ、中で回転させて巻き替える方法です。
他のラインのケースやボビンで挟むと、新しいラインのボビンが倒れないのでスムーズに巻くことができます。
高速リサイクラーを使って巻き替える
古いラインも巻き取れるので便利です。しかも、ラインテンションを掛けてラインを巻くことができます。
交換が短時間で済むので、リールの数が多くなった場合は購入するといいでしょう。
ボビンに棒を刺して、二人で巻き替える
ボビンに棒を刺して、誰かに持ってもらい巻き替える方法です。
やってはいけない巻き替え方
ボビンを置いて、回転させずに巻き替えを行ってはいけません。
ボビンには平行にラインが巻かれているため、ボビンを置いてラインを巻いてしまうと、糸よれができてしまうためです。
ラインの偏りをなくす巻き方
レベルワインダーの動きに合わせて新しいラインを指で操作して巻いてあげましょう。
こうすることで、スプールに巻かれているラインが偏りのないキレイな状態で巻くことができます。
ベイトリールへのライン巻き量(ラインキャパ)
基本は、スプールエッジより1mm程度下までにラインを巻く量をとどめます。このようにしたほうがサミングがしやすいためです。
しかし、ピッチングやフリッピングなどの近距離でのみ使う場合は、ラインをスプールエッジに対してギリギリに巻いたほうがスプールの径が大きくなるため、ルアーの回収スピードがより速くなります。
使うシチュエーションに対して、ラインの巻き量まで調整できるようになると、釣りの精度が格段に上がります。
まとめ
ベイトリールへのラインの巻き方も、こだわればシチュエーション別に巻き方も少し異なる点があります。しかし、その少しの差が大きな釣果の差になることがあります。
ぜひ、ラインの巻き方もこだわってみて、大きな釣果を出してください。
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