釣り針が刺さった時の対処方を解説!抜き方や病院は何科を選ぶべきか

釣り針が刺さったときの対処法 フック(針)

もし釣り針が刺さってしまったらパニックになりそうですが、そこは落ち着いて冷静に対処しなければなりません。
今回は、刺さった時の対処法や、病院で抜いてもらうときには何科で診てもらうのかなどを解説します。

釣り針が刺さった時の対処法

釣り針が刺さった時の対処法は3つあり、

  • 病院で抜いてもらう
  • 自分で抜く
  • その場にいる自分以外の誰かに抜いてもらう

この3つの対処法があります。
それでは、それぞれ詳しくみていきましょう。

病院で抜いてもらう

実際に釣り針が刺さってしまった筆者の体験談を元に、病院で処置してもらった時の流れを解説していきます。

釣り針が刺さって時は何科で受診すればいいのか

病院

筆者がまず確認したのは、グーグルマップで現在地から一番近い病院です。
確認できた近い病院は総合病院でしたので、すぐに電話をしました。
電話して釣り針が刺さったことを伝えると、病院側からいくつかの質問がありました。

  • どのくらいの大きさの釣り針なのか
  • どこに刺さっているのか
  • カエシがある釣り針なのか
  • どのくらいの深さまで刺さっているのか
  • 病院にはどのくらいの時間に着きそうか

もっと尋ねられたかもしれませんが、ざっとこのような内容を病院から聞かれ、外科か皮膚科を案内すると伝えられました。
よって、釣り針が刺さってしまい、近くに総合病院がない場合は、整形外科か皮膚科の病院に問い合わせるといいでしょう。

病院での処置の内容

病院の治療室

筆者が病院に着くと、外科の先生が既に待機してくれていました。
傷口を消毒し、麻酔をしたあとにメスで切開して釣り針を取り除きました。

病院で処置して頂いたあとの傷口

包帯の巻かれた手

傷口は小さいですが、傷口が開いてしまうのを防ぐために包帯でぐるぐる巻きにされます。
破傷風などの細菌感染を防ぐために、抗生物質も処方していただきました。
数週間で傷口は治りましたが、メスで切開した箇所は未だに傷が残っています。

釣り針が刺さった傷跡

それでは次に、自分で抜く場合の対処法をみていきましょう。

自分で抜く

近くに病院がある場合は病院に行くことをおすすめしますが、近くに病院が無い場合は自分で抜かなければなりません。
筆者は離島に釣りに行った時に釣り針が刺さってしまったことがあります。
近くに病院もなかったため、自分で抜くしかありませんでした。
それでは、自分で抜く方法をみていきましょう。

刺さった釣り針の抜き方

釣り針

筆者の抜き方は、釣り針のベンド部分をプライヤーで持ち、思いっきり引っ張りました。
ゆっくり抜くなんて痛さで絶対にできません。
幸か不幸か、筆者はこの離島に渡った時に副鼻腔炎になっており、たまたま抗生物質をもっていました。
釣り針を抜いた後はすぐに抗生物質を飲みました。
自分で抜くことはおすすめしませんが、筆者のように抜く人が自分しかいない場合は、抜いた後必ず病院で診てもらうようにしましょう。
傷口の回復ですが、切開したときのような傷跡は一切残っていません。

その場にいる自分以外の誰かに抜いてもらう

ミシガン州立大学人間医学部のファム医師が、いくつかの抜き方を画像つきで解説していますので、みていきましょう。

ライン引っ張り法

String-yank method

(A) Wrap a string around the midpoint of the bend in the fishhook. (B) Depress the shank of the fishhook against the skin. (C) Firmly and quickly pull on the string while continuing to apply pressure to the shank.

出典:AmericanFamilyPhyscian Fishhook Removalより引用

直訳:
(A)釣り針の曲がりの中点に紐を巻きます。
(B)釣り針のシャンクを皮膚に押し付けます。
(C)シャンクに圧力をかけ続けながら、弦をしっかりとすばやく引っ張ります。

アドバンスアンドカット方式-その1-

Advance and cut method

(A) The fishhook is advanced through the skin. (B)The barb is then cut off and (C) the remaining hook is backed out through the entry wound.

出典:AmericanFamilyPhyscian Fishhook Removalより引用

直訳:
(A)釣り針が皮膚を通って前進します。
(B)次に、とげが切断され、
(C)残りのフックが入口の傷を通して引き戻されます。

アドバンスアンドカット方式-その2-

Advance and cut method

(A) The fishhook is advanced through the skin. (B) The eye of the fishhook is then cut off and (C) the remaining portion of the fishhook is pulled through the exit wound created by advancing the point.

出典:AmericanFamilyPhyscian Fishhook Removalより引用

直訳:
(A)釣り針が皮膚を通って前進します。
(B)次に、釣り針の目が切り取られ、
(C)釣り針の残りの部分が、ポイントを前進させることによって作成された出口の傷を通して引っ張られます。

これらの方法は医者の立場では可能かもしれませんが、何回も刺さったことのある筆者の経験談では、ほぼ無理だと思います。
針にラインを結んで抜く方法や、針を切断して抜く方法は良さそうに見えますが、刺さった針は少し動いただけで激痛が走ります。
どうしても病院で診てもらうことができない場合か、自分で抜くこともできない場合の方に、紹介だけしておきます。

まとめ

不意に釣り針が刺さってしまうことがあっても、落ち着いて病院で診てもらいましょう。
自分で処置した場合も、病院で診てもらうことをおすすめします。

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