大きなブラックバスは意外と足元のカバーにいるものです。
今回は、オカッパリでのカバー撃ちの釣れるやり方のコツや、タックルの選び方を紹介します。
カバー撃ちの釣れるやり方のコツ
オカッパリのカバー撃ちの釣れるやり方のコツは、どのようなカバーで釣れるかを確認することです。確認すべき点は、4つあります。
- カバーの水深
- カバーの種類(ウィード、木等)
- カバーの濃さ(何グラムの重さのシンカーなら落とせるのか)
- カバーにあたる水の流れ(直接水があたるのか反転流なのか)
目の前に無数に広がるカバーがあっても、釣れた1匹をヒントにして、撃つべきカバーがかなり絞れるはずです。
釣れない場合はこの4つのコツを変えながら、ブラックバスにアプローチできているか確認しながらカバー撃ちをしなければなりません。
カバー撃ちタックルの考え方
オカッパリのバス釣りでは、持ち歩ける少ないタックルで攻略できるかどうかがカギです。もちろんカバー撃ちも少ないタックルで攻略しなければなりません。
それでは、オカッパリのタックルの選び方をみていきましょう。
オカッパリのカバー撃ちで使うロッドの選び方
カバー撃ちのロッドの硬さや長さは、どのように選べばいいのでしょうか。それではみていきましょう。
オカッパリのカバー撃ちで使うロッドの硬さ
硬いロッドを選ぶとき
濃いカバーの時は、H〜XHを選びましょう。ブラックバスの重さにプラスして、多少のウィードも一緒に抜き上げることができるロッドでないと、濃いカバーは攻略できません。
柔めのロッドを選ぶとき
薄いカバーの時は、MH〜Hを選びましょう。あまりに竿が硬すぎると、フッキングで合わせた瞬間にブラックバスが水面を飛び出してくることがあります。これでは、水面を飛び出した瞬間にフックに掛かるラインテンションが緩み、バレてしまう可能性が非常に高くなるのです。
選ぶ基準は、フッキングをしてブラックバスが水面を飛び出さず、手前に寄せたときには抜き上げることができるロッドの硬さがいいでしょう。
オカッパリのカバー撃ちで使うロッドの長さ
長いロッドを選ぶとき
カバーが濃い場合は、リールでブラックバスを巻き上げることはできないので、6.10ft〜7.2ft程度の長いロッドを選びます。長いロッドのストロークを活かしてブラックバスを引きずり出し、引きずり出した分をリールで巻き取るようにします。
短いロッドを選ぶとき
カバーが薄い場合や、頭上に木や障害物がある場合は6.2ft〜6.6ft程度の長さのロッドを選びます。短いほうが取り回しが良いことや、頭上に物があればロッドが破損する恐れがあるためです。
カバー撃ちに使うベイトリール
カバー撃ちに使うリールは、ハイギアを選びましょう。濃いカバーからロッドで引きずり出したあとのライン回収はもちろん、薄いカバーの場合でも、潜られる前にできるだけ速くラインを回収できることに越したことはありません。
カバー撃ちに使うライン
フロロカーボン
感度と根ズレに強いフロロカーボンラインは、カバー撃ちに適しています。
12lb〜20lbの間で選べばいいでしょう
PEライン
引張強度の強いPEラインもカバー撃ちに向いています。
PEラインの場合はフックに直結すると、結び目の強度が約40%も落ちます。よって、強度が低下することを見越してあらかじめ太いPEラインを使うようにします。
太さは3号〜5号の間から選べばいいでしょう。
カバー撃ちに選ぶワーム
カバー撃ちに使うワームの選び方は、狙った場所にきちんと撃ち込める形状をしているワームかどうかです。
エビを食べている個体であっても、食い気が立ってカバーに入っている個体はシャッドテールのワームでも食いついてきます。
優先すべきことはブラックバスが食べているエサに似せるのではなく、ブラックバスがいるポイントにアプローチすることです。
カバー撃ちのシンカーやジグの重さ
オカッパリのカバー撃ちに使うシンカーやジグの重さの選び方は、その釣り場の一番濃いカバーに入れる事ができるものを選ぶことです。
オカッパリでは持ち歩けるタックルの数も限られるので、全てのカバーに対応できるように一番濃いカバーに入れることができるシンカーやジグを選ぶようにしましょう。
まとめ
オカッパリでのバス釣りは持ち歩けるタックルも制限があるため、できるだけ多くを攻めることができるタックルセレクトがいいです。
カバー撃ちはトーナメントにおいてもウイニングパターンになるほど威力があります。
その威力をぜひオカッパリで味わってください。
コメント