フリーリグ(フリリグ)のアクション(動かし方・使い方)は縦のフォールを重視する

フリーリグの動かし方 バス釣り仕掛け

フリーリグが最大限に活きる動かし方は、ワームのノーシンカーをイメージさせる垂直フリーフォールです。
今回は、どのような動かし方を意識すれば垂直フリーフォールを作る事ができるのかだけではなく、フリーリグが苦手とする場面も紹介します。

フリーリグとテキサスリグの動かし方に違いはあるのか

アメリカの星条旗

フリーリグと比較されるリグ(仕掛け)がテキサスリグです。この違いについて、アメリカで活躍しているバスプロのマイクアイコネリは、

One of the great things about fishing is that everything old will become new again if we wait long enough. And so it is with the free rig, a new technique that’s really a take-off of the old Texas rig.

出典:Ike’s Fishing Blogより引用

直訳:釣りの素晴らしい点の1つは、長い間待つと古いものはすべて新しくなるということです。そしてフリーリグは新しいテクニック(技術)であり、昔からあるテキサスリグとは離れています。

とあり、フリーリグとテキサスリグのテクニックは別だと話しています。
さて、それではフリーリグとテキサスリグのテクニックの違いがどのような動かし方の差になるのか見ていきましょう。

フリーリグの動かし方-3つの場面別-

フリーリグの力を最大限に発揮させる動かし方は、ワームのノーシンカーをイメージさせる垂直フリーフォールです。
垂直にフリーフォールさせる状況をどれだけ作れるかによって釣果が大きく変わってきます。それでは、3つの場面別にどのように動かすのか見ていきましょう。

縦スト(縦の障害物)

橋脚

立木や鉄杭、橋脚、岩盤、護岸、アシなどの水生植物も縦スト(縦ストラクチャー)に当てはまります。このような場面では、目標となる縦ストにキャストし、そのままラインを送ってシンカー(オモリ)を真下に落としてあげましょう。
シンカーが縦ストに沿って垂直に落ちていき、ワームより先に底につきます。そのあとにワームがゆっくりと落ちてくるのです。
シンカーが底についたからといってラインをすぐに引っ張るのは厳禁です。ラインと針、ワームの自重でゆっくりとワームが落ちてきていますので、じっくりとブラックバスに見せる気持ちで待ちましょう。

ゴロタ(岩や石)

水中のゴロタ

目に見えない水中のゴロタもフリーリグは効果的です。テキサスリグと同じような操作で、違うアクションをすることができます。
フリーリグをキャストしてズルズルと引っ張り、ゴロタにあたったらロッド(竿)を少しあおり、ゴロタを超えた瞬間にラインを張らずに放置してください。
ゴロタを小さな縦ストに見立てることが重要です。その間もゆっくりとワームが落ちてきますので、じっくりとブラックバスに食べさせる間を与えてあげましょう。

オープンウォーター(障害物もなく開けている場所)

湖

ここでは何か障害物を狙うのではなく、群れで回遊しているワカサギなどの小魚についているブラックバスを狙います。

ズルズルと引っ張るのではなく、ボトムバンプ(底をぴょんぴょんと跳ねさせる動き)で誘います。ロッドアクション(動かし方)は必ず、ステイ(放置)が基本です。シンカーが跳ねて底についたらワームが落ちてくるのを必ず待ちましょう。

フリーリグが苦手とする動かし方-2つの場面別-

縦の動きに特化しているフリーリグにとって、横の動きは苦手です。ここでは、フリーリグが苦手とする場面を2つ紹介します。

流れの速い場所

川

流れの速い場所だと、キャストした位置にシンカーはありますが、ワームだけ横に流されてしまいます。ワームが横に流されると縦での誘いはできないため、流れの速い場所での使用はおすすめしません。

オープンウォーター

オープンウォーターな川

フリーリグが得意とする場所も、ロッドでの動かし方次第では苦手な場所になってしまいます。それは、ズル引きです。ズル引きであればテキサスリグやキャロライナリグの方に軍配があがるでしょう。

まとめ

フリーリグは縦のフォールを意識することがとても重要です。
しかし、あくまでそのフォールは釣り人が作り出すものであるため、頭の中のイメージと実際の釣りが合致することが重要です。
ぜひ知識を頭に入れてイメージし、フィールドでの実釣に活かしてください。

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