PEラインのトラブルの対策!スピニングでトラブルの少ないPEラインはあるのか

peラインのトラブル対策 ライン

PEラインは、トラブルが多いと使うことを躊躇している方は多いのではないでしょうか。
今回は、PEラインでよく起きるトラブルやその原因、対策を紹介します。

PEラインを使った時によく起きる4つのトラブルと原因

PEラインがガイドに絡まる

peラインのトラブル

キャストしたあとに、PEラインがガイドに絡まってルアーが思うように飛ばないことがあります。
このキャスト後に絡まる原因は、風です。
ルアーをキャスト後のPEラインのガイドに対する摩擦で、ロッドティップに向かうPEラインよりも、スピニングリールから放出されるPEラインの方が多くなります。
この多く出過ぎたPEラインが風に煽られることによってガイドに絡まるのです。

スプールからPEラインが飛び出す

peラインのトラブル

気がつくと、下に巻かれているPEラインが飛び出ていることがあります。
この原因は、ルアーが着水した時に、PEラインがゆるんでいる状態から巻き始めると起きてしまいます。

バックラッシュのようになる

peラインのトラブル

下に巻かれているPEラインが上のラインよりも先に出てしまって、ベイトリールのバックラッシュのようになることがあります。
これは、テンションがかかっていないゆるんだ状態でPEラインが巻かれることによって起きてしまいます。

PEラインが毛羽立ってささくれてしまう

peラインのトラブル

PEラインが毛羽立ったようになり、ささくれて徐々に細くなってしまうことがあります。
これは、車にロッドを積んだ時や、ボートや地面にロッドを置いた時にPEラインがこすれてしまうことが原因です。

PEラインのトラブル対策

PEラインの4つのトラブルは、いくつかの対策があります。
それでは、それぞれの対策をみてみましょう。

PEラインがガイドに絡まる対策

kガイド

PEラインがガイドに絡まる原因はほとんどが風ですが、風は人為的にコントロールできません。
釣りをするフィールドに立つと、どうしても風のあるエリアでキャストする時があります。
このPEラインがガイドに絡まる対策については、ロッドを選ぶ時はガイドに注目してみましょう。
ガイドが、Kガイドという種類であればかなり解決されます。

スプールからPEラインが飛び出す対策

スピニングのサミング

スプールからPEラインが飛び出す対策については、巻き始めにラインテンションが掛かっていれば飛び出すことはなくなります。
巻き始めにラインテンションを掛ける方法は2つあります。

  • 巻き始める時にロッドを引いてラインテンションを掛ける
  • ルアーが着水する時にサミング(フェザリング)をする

サミング(フェザリング)は少し練習しなければなりませんが、巻き始める時にロッドを引いてラインテンションを掛けるのはすぐにできますので、まずはこちらからやってみるようにしましょう。

バックラッシュのようになる対策

sfノット

このトラブルに関しては対策がありません。
アジングなどの超軽量ルアーを巻く時や、バス釣りでのライトリグのラインスラッグを回収する時は必ずゆるく巻くことになります。
なぜなら、この張らず緩めずのラインテンションが最も釣れるからです。
よって、最初からバックラッシュが起きると思っていたほうがいいでしょう。
大事なことは、バックラッシュした部分を素早く除去し、リーダーを素早く付けることです。

PEラインが毛羽立ってささくれてしまう対策

車内のロッド

対策方法は2つあります。
1つは、PEラインにコーティング剤のスプレーをかけて、摩耗を防ぐことです。
もう1つは、リーダーを長めにとることによって、PEラインが外部の物に触れないようにすることです。

PEラインの太さによるトラブル

ロッドと湖

基本的に、細いPEラインは軽いルアーを使い、太いPEラインは重いルアーを使うことが多いです。
軽いPEラインは、ゆるくスプールに巻くことが多いのでバックラッシュしやすいです。
しかし、ガイドとの摩擦や風の抵抗が少ない分、ガイドに絡まるトラブルは少ないです。
太いPEラインは細いPEラインとは逆で、重いルアーを使うことが多く、スプールにある程度のテンションが掛かった状態で巻き取るため、バックラッシュしにくいです。
その反面、ラインが太い分、ガイドとの摩擦や風の影響を受けやすいため、ガイドに絡まることが多くなります。
大事なことは、細いPEラインであれ太いPEラインであれ、予め想定されるトラブルを理解しておき、フィールドでトラブルが起きた時にすぐに修復できるようにしておくことです。

PEラインでトラブルの少ないものはあるのか

peライン

PEラインは、細い糸を編み込んで作られています。
編み込みの本数は、4本縒り、8本縒り、12本縒りが基本です。
様々なメーカーからPEラインは販売されており、コーティング剤などの差はありますが、基本的な縒り数は一緒です。
最も大きな違いは、ラインのしなやかさです。
4本縒りは少し張りがあり、12本縒りはかなりしなやかです。
12本縒りはしなやかで扱いやすいですが価格も高く、毛羽立ちやささくれが起きやすいです。
その反面、4本縒りは12本縒りと比較すると価格も安く、毛羽立ちやささくれが起きにくいです。
自分が釣りをしてどのようなトラブルが起きやすいのかを知るために、初めは8本縒りのPEラインを使うことをおすすめします。
もっとしなやかさが欲しければ12本縒りに、もっと張りが欲しいときや毛羽立ちを抑えたい場合は4本縒りを導入すればいいでしょう。

まとめ

PEラインでトラブルが起きないというものは、まだ開発されていません。
しかし、予め起きるであろうトラブルを予測しておく事によって、フィールドでのライントラブルのストレスを減らすことができます。
ぜひ、臆することなくPEラインを使って釣りを楽しんでみてください。

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