バス釣りのミドストのやり方とは

ミドストとは 釣りの知識

今回は、ミドストのやり方やタックル、コツなどを紹介します。
ミドストは、中層での釣り方で難しいイメージがありますが、タックルやコツが分かればかんたんにブラックバスを誘うことができます。

ミドストとは

ワームの刺し方

ミドストとは、「ミッドストローリング(Mid Strolling)」の略で、直訳は「中層を漂う」という意味です。
ワームがロールアクションしやすいようにジグヘッドを付け、その名の通り中層を漂うようにワームをロールさせて、ブラックバスを誘います。

ミドストのやり方

ロッドをシェイク

まずは足元に落としてロッドをシェイクして、ワームがロールするか確認してみましょう。
ロールすることを確認したら、同じ動きをキャストしたところでも出せるようにします。
それでは、ミドストのやり方で重要なラインスラッグ(糸ふけ)の処理の仕方と、リールの巻き方をみていきましょう。

キャストしてからのラインスラッグの処理

キャストしてラインスラッグをシェイクするように意識すると、ワームがロールしてくれます。
ラインスラッグが水面に張り付いているとうまくワームがアクションしませんので、ラインと水面が点で交わるようにしましょう。

リールの巻き方

リールでラインを巻き取るのは、ワームが手前に寄ってきた分だけにしましょう。
ミドストはワームを巻いてくる線の釣りではなく、1点でワームをロールさせる釣りです。

難しく感じてしまうミドストですが、ロッドとリールをミドスト専用で揃えてしまえば、かんたんにできてしまいます。
では、ミドストに最適なタックルをみていきましょう。

ミドストのタックル

ミドストに最適なロッド

ミドスト用のロッド

ミドスト専用のロッドが一番扱いやすいです。
ロッドの硬さは、ジグヘッドの重さが0.6g〜1.3gであればXUL〜UL、1.3g〜2.2gであればULのロッドがいいでしょう。
ミドスト専用のロッドではない場合は、XUL〜ULの硬さのレギュラーテーパーからミディアムスローテーパーのロッドを選べばいいでしょう。

ミドストに最適なリール

ヴァンキッシュ2500hgs

ミドストでのリールは、ノーマルギアを選びましょう。
ハイギアだとラインスラッグを巻取りすぎてしまい、ルアーが手前に寄りすぎてしまいます。
スピニングリールは、ローターが軽いものがいいです。
ダイワであればZAIONエアローターを搭載しているイグジストや、シマノであればマグナムライトローターを搭載したヴァンキッシュなどがいいでしょう。

ミドストで使うライン

4lbのフロロカーボンライン

ミドストで使うラインは、比重のあるフロロカーボンラインが、ラインスラッグをシェイクするのに向いています。
細い方が操作しやすいですが、エサを追うことのできる体格のいい個体が釣れますので、3lbだとラインブレイクすることがあります。
よって、フロロカーボンラインの3.5lb〜5lbをおすすめします。

ミドストのコツ

中層を攻めるミドストは、手に伝わる感覚もなければ実際にどのレンジをルアーが通っているのかも分かりにくい釣り方です。
しかし、いくつかのコツがありますのでみていきましょう。

ミドストで攻めるレンジ

水中

ミドストで釣るブラックバスの状態は、エサとなる小魚を探してウロウロしている状態で、上の方を意識している状態です。
重要なのは、上の方を意識しているブラックバスに対してルアーをキャストするのではなく、上の方にキャストしたルアーにブラックバスを向かわせることです。
よって、どのレンジをルアーが通っているのか意識しなくていいのです。

飛距離

岬

ルアーの飛距離は必要ありません。
狙うポイントは、ブレイク(落ち込み)や岩盤や橋脚などの縦スト(縦の障害物)の下を回遊している個体です。
野池であれば、岸と平行にルアーをキャストするのではなく、池の中心に向かってキャストします。ブレイクを回遊している個体を浮かせて釣るのがミドストの釣り方です。

波立った水面

ミドストをする時の大敵は風です。
風による波立ちは光の乱反射を生み、ブラックバスが上を意識しなくなります。
アングラー(釣り人)にとっても軽量のルアーを扱うため、操作が難しくなります。
ミドストをする時は風の無いエリアでやりましょう。

まとめ

ミドストは、深い場所にいるブラックバスを呼ぶことのできる釣り方です。
ミドストで1匹でも釣れれば、ますます釣れるイメージが湧きますので、ぜひチャレンジしてみてください。

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