スピニングリールにPEラインを巻くには、いくつかのコツがあります。
今回は、スピニングリールにPEラインを巻くコツや、スプールにピッタリの量を巻くことができる方法などを紹介します。
スピニングリールへのPEラインの巻き方のコツ
スピニングリールへのPEラインの巻き方のコツは、スプールの9割まで巻くことと、濡れた布等でラインを挟み込んで巻くことの2つです。
それでは、それぞれ詳しくみていきましょう。
PEラインはスプールエッジの9割まで巻く
スプールエッジを超えてPEラインを巻いてしまうと、下に巻いているラインが上のラインよりも早く放出されるトラブルが起きてしまいます。
逆に少なすぎると、スプールとPEラインの摩擦が増えて飛距離が落ちます。
また、スプールの経が細いままなので、ハンドル1回転に対するラインの巻き上げ長が短くなります。
よって、スプールの9割程度までラインを巻くことをおすすめします。
濡れた布等でラインを挟み込んで巻く
素材の性質上、熱に弱いので、リールへの巻き取り時は低速で熱がなるべく発生しないように、濡れた布等でラインを挟み込んで巻いていただく事をご推奨します。
出典:株式会社サンライン 製品を安全にお使いいただくためにより引用
ラインメーカーのサンラインの公式では、熱に弱いPEラインの巻き方がアナウンスされています。
PEラインを巻く時は、ゆっくりと、濡れた布等でラインを挟み込んで巻くようにしましょう。
それでは、実際にスピニングリールのPEラインの巻き方をみていきましょう。
スピニングリールのPEラインの巻き方
PEラインを巻ける太さや糸巻き量を確認する
今回用意したスピニングリールは、シャロースプールを搭載したシマノの2500番のスピニングリールです。
メーカーホームページによると、PE0.6号-200m、PE0.8号-150m、PE1号-120mと記載されています。
ラインを巻く準備をする
ロッドにスピニングリールを付けます。
古いラインから新しいラインに交換する場合は、高速リサイクラーなどの糸巻き機で、予め古いラインは取り除いておきましょう。
スプールにユニノットでPEラインを結ぶ
初めにユニノットで輪っかを作りましょう。
ユニノットの結び方
①ラインを折り返します。
②輪っかを作ります。
③輪っかの中に3〜4回くぐらせます。
④縛って完成です。
ユニノットだと結びコブを移動させることができます。
余ったラインは予めカットしておきましょう。
スプールに巻いた後に余ったラインをカットしてしまうと、刃物をスプールに近づけて不用意に傷つけることがあるためです。
スプールにラインを結ぶ
結び目はテープ等で固定します。
出典:シマノセールス株式会社 18-19ステラ | スピニングリール取扱説明書より引用
シマノの説明書には、結びコブはテープで止めるようにアナウンスされています。
スプールにテープを貼りたくない方は輪っかを3重にしてスプールに結べば、PEラインがスプールを滑りにくくなります。
濡れた布等でラインを挟み込んで巻く
サンラインの公式ホームページにある通り、低速で熱がなるべく発生しないように、濡れた布等でラインを挟み込んで巻いていきましょう。
スプールエッジの9割程度まで巻けたら、完成です。
スピニングリールにPEラインを巻く時の下巻きについて
番手が大きいスピニングリールや、深溝のスプールを搭載しているスピニングリールに細いPEラインを巻く場合は、下巻きをしないとスプールに対して9割のラインを巻くことができません。
下巻きには、不要になったラインで構いません。
また、100均のダイソーにもラインが販売されています。
スプールに対して9割ピッタリにラインを巻くには少しコツが必要です。
それでは、みていきましょう。
スピニングリールにPEラインをピッタリ巻く巻き方
用意するもの
- スピニングリール
- PEライン
- 下巻き用のライン
- 高速リサイクラー
高速リサイクラー等の糸巻き機がない場合は、ベイトリール等で巻き取ってください。
ピッタリ巻く手順
①PEラインをスピニングリールに巻きます。
②PEラインと下糸に使うラインを結束し、下糸をスプールの9割巻いていきます。
結束は、結びコブのないFGノットがいいでしょう。
③高速リサイクラー等の糸巻き機で、スピニングリールに巻いたラインを回収します。
糸巻き機がない場合は、ベイトリール等で巻き取ってください。
④回収したラインを、余っているボビンへと移します。
⑤移し替えたラインをスピニングリールへと巻き取っていきます。
これで完成です。
まとめ
ラインを購入したお店で巻いてもらうこともできますが、ぜひ自分でスピニングリールにPEラインを巻いてチャレンジしてみてください。
コメント