ベイトリールのメカニカルブレーキ解説!構造や紛失した場合の対処とは

ベイトリールのメカニカルブレーキ リール

メカニカルブレーキとは

メカニカルブレーキ

メカニカルブレーキとは、スプールの中心を通しているシャフトを、メカニカルブレーキノブで緩めたり締め付けたりする構造のことをいいます。
それでは、詳しい構造を見ていきましょう。

メカニカルブレーキの構造や仕組み

メカニカルブレーキの仕組み

メカニカルブレーキの構造は、スプールの中心を通っているシャフトの先端をメカニカルブレーキノブで押さえつけることによって、シャフトにブレーキをかける仕組みになっています。
画像はシマノのベイトリールですが、仕組み自体はどのメーカーも変わりません。

メカニカルブレーキのゼロ設定への調整

メカニカルブレーキのゼロ設定

メカニカルブレーキを緩めている状態から徐々に締めていき、スプールの左右へのガタツキがなくなったところから少し緩めた状態をゼロ設定といいます。
強風時などを除き、メカニカルブレーキはゼロ設定にしておきましょう。

メカニカルブレーキが効かない!?そんなときの対処法

メカニカルブレーキがきちんと効いているか確認してみよう

ベイトリール

状態を確認するためには、メカニカルブレーキを締め込み、クラッチを切ってスプールを指で回してみましょう。
回転しない場合はメカニカルブレーキが効いており、回転する場合はメカニカルブレーキが効いていない状態です。

メカニカルブレーキが効かない原因

メカニカルブレーキノブの中のパッキン

メカニカルブレーキノブの中には、シャフトを押さえるためのパッキンが入っています。
このパッキンが傷んでいたり、無くなっていたりするとメカニカルブレーキが効きません。
メカニカルブレーキが効かない場合は必ずパッキンを確認するようにしましょう。

メカニカルブレーキが緩むのは故障なのか

メカニカルブレーキのOリング

ベイトリールのメカニカルブレーキは、不意に手が触れて調整が狂わないように設計されています。よって、いつの間にかメカニカルブレーキが勝手に緩んでいる場合などは、故障を疑うことが多いと思います。
メカニカルブレーキノブを外すと、中にはOリング(オーリング)が入っており、これが劣化するとメカニカルブレーキノブが勝手に緩むようになります。
メーカーへオーバーホールに出すことをおすすめしますが、Oリング自体は釣具屋やインターネット通販でも購入することができます。

ベイトリールのメカニカルブレーキノブを紛失した場合

メカニカルブレーキ紛失

メカニカルブレーキノブを紛失すると、スプールが左右にガタついてキャストの精度が落ちるだけでなく、機種によってはベアリングがむき出しになるものもあります。
このような状態になると、ベアリングにゴミなどが入り、回転しなくなってしまう恐れもあります。
メカニカルブレーキノブは釣具屋やインターネット通販で購入することができますので、紛失した場合はかならず購入するようにしましょう。
社外品ですとオーバーホールを受けられなくなることもありますので、シマノであれば夢屋、ダイワであればSLP WORKSなどの純正品をおすすめします。

まとめ

メカニカルブレーキの構造を知ることで、調整の仕方や不具合が起きたときの原因究明ができるようになります。
釣りをしているときに問題が起きても対処できるように、メカニカルブレーキのメカニズムを覚えておいて損はないかもしれません。

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