今回は、根がかりが気になるおかっぱりでのアラバマリグに対しての対策や、釣果を出す3つの要素、タックルの解説をします。
根がかりが気になるおかっぱりでのアラバマリグ
おかっぱりでアラバマリグを使う時に一番気になるのが根がかりではないでしょうか。
ボートとは違い、おかっぱりで根がかりさせてしまうとそのままロストしてしまうことが多いです。
しかもアラバマリグは、本体のアラバマリグだけでなく、フックやワームも含めると数千円はしてしまうような高価なルアーです。
おすすめするのは、フックはジグヘッドを使うのではなく、オフセットフックの重りが付いているウェイテッドフックを使うことです。
アラバマリグをボトムに着底させた時に、真ん中のフックも含め、全てボトムに当たる可能性があるため、根がかりを防ぐには全てのフックをウェイテッドフックに変更することをおすすめします。
おかっぱりでアラバマリグで釣果を出す3つの要素
アラバマリグで釣果を出すためには重要な要素が3つあり、
- レンジ(深さ)
- スピード
- アクション
の3つの要素を調整してあげることで釣果を出せるようになります。
それでは、詳しく見ていきましょう。
カウントダウンでレンジ(深さ)調整
アラバマリグを引いてくるレンジ(水深)をどのぐらいにするのか調整することが重要です。
まず、足元にアラバマリグをキャストし、1m沈むのにどのくらいの時間がかかるのかカウントダウンをしてみましょう。
そのカウントダウンを基準に、1m、2m、3m…と徐々にレンジを落としていき、ブラックバスがバイトしてくるレンジを探りましょう。
スピード
アラバマリグは巻くスピードが遅すぎると一定のレンジを引いてこれなくなったり、トレーラーにしているワームなどがきちんとアクションしなくなってしまいます。
また、巻くスピードが速すぎると浮いてきてしまったり、アラバマリグ自体が回転してしまう場合もあります。
必ず足元でアラバマリグを泳がせて、安定して引いてこれるスピードを確認しておきましょう。
アクション
出典:JBNBCNEWSJBマスターズ第1戦イズムCUP上位の釣り方より画像引用
レンジやスピードを調整してみてもブラックバスのバイトが得られない時は、トレーラーを変えてアクションを変えてみましょう。
全て同じワームを付けている場合、真ん中のワームはまわりのワームよりも一回り大きな物を付けてみましょう。
また、ワームにこだわる必要性はありません。
日本のトーナメントにおいても、真ん中にジャッカルのスリークマイキー90というハードルアーを付けて優勝した選手もいます。
その他にも、周りのトレーラーをすべて外し、スピナーベイトに付いているようなブレード付けてもいいでしょう。
おかっぱりでのアラバマリグのタックル
ロッド
長さ
おかっぱりとボートでのアラバマリグのロッドの選び方の大きな違いは、ロッドの長さです。
おかっぱりであれば、足場が限られていたり、野池などの小場所を攻めるためにキャストの精度が問われるため、ボートと比較すると短いロッドを使うことが圧倒的に多いです。
オープンウォーター(何もない開けた場所)であれば7ft以上、キャスト精度を重視する場合は6.5ft前後を選ぶようにするといいでしょう。
硬さ
アラバマリグは、フックやワームの全ての重さを加味すると、2oz(約56g)以上になります。
柔らかいロッドだとキャストすることができない重さです。
よって、ロッドの硬さはH〜XHは必要になります。
調子
ブラックバスがアラバマリグのトレーラーにバイトした時に、しっかりと乗せてからフッキングできるような調子が向いています。
よって、レギュラーテーパー〜ファーストテーパーを選ぶといいでしょう。
リール
アラバマリグのトレーラーやフックを含めた総重量は、ビッグベイトとほぼ同等です。
よって、ビッグベイトを扱えるような、16lbが100m程度巻けるベイトリールが適しています。
ライン
フロロカーボンラインかナイロンラインを選べばいいでしょう。
ラインの太さは10lb〜25lbまでの幅広いものを使います。
使い分けとしては、ディープを攻める場合は10〜16lb、シャローを攻める場合は16〜25lbを選びます。
状況が分からない場合は、16〜20lbを基準に選ぶと良いでしょう。
まとめ
根がかりを恐れておかっぱりでアラバマリグを使うことは躊躇しそうですが、フックの対策をすることで根がかりを軽減させることができます。
ぜひ、おかっぱりでもアラバマリグで釣果を出してみてください。
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