ワッキーリグは歴史も古く、ブラックバスが良く釣れる仕掛けの1つです。
今回は、ワッキーリグの歴史やチューブの付け方、おすすめのワームなどを紹介します。
ワッキーリグとは
ワッキーリグの歴史は、テキサスリグが生まれたすぐあとに誕生しました。
テキサスリグに使用するオフセットフックの付け方が分からなかった2人のバス釣り初心者が、オフセットフックを使ってストレートワームの真ん中にチョン掛けしたことがはじまりです。
They didn’t know how to thread a plastic worm onto a hook properly, so they impaled the middle of their Crème Scoundrel worms and let the ends dangle. The worms hung on the hook like a clown’s frown.
BoatU.S.Fishing Rig Terminologyより引用
直訳:彼らはプラスチック製のワームをフックに適切にねじ込む方法を知らなかったため、Crime Scoundrelワームの真ん中に突き刺して両端をぶら下げました。ワームは道化師の眉をひそめているようにフックに掛かっていた。
ワッキーリグの作り方
ワッキーリグは、マス針をストレートワームの左右のバランスが取れるように刺したら完成です。マス針をジグヘッドに変えると、ジグヘッドワッキーになります。
ワッキーリグに使うフックや、ワームの身切れを防ぐチューブもありますので、詳しく見ていきましょう。
ワッキーリグに使うフック
ワッキーに使うフックは、ワイドゲイブのものを使います。使用するワームがこのゲイブの幅の中に収まるフックサイズを選びましょう。このゲイブの中にワームが収まることによって、フッキングの時にワームが邪魔になりません。
根がかりを防止するために、ワイヤーやナイロン製のガードが付いたものもあります。
ワッキーリグへのチューブの付け方
ワッキーリグは、フックのゲイブの部分にワームの重みが乗ってしまうので、キャスト時などに身切れしてワームだけ飛んでいくことがよくあります。
そんな身切れを防ぐために、シリコン製のチューブが販売されています。それでは、付け方をみていきましょう。
①チューブをプライヤーで広げてワームを差し込みます。ワッキーリグに使うチューブ専用のプライヤーも販売されていますが、チューブを広げられるものであれば何でもいいです。
②ワームを引っ張り出します。シリコンチューブはワームを引っ張ればかんたんに移動させることが出来ます。
③チューブにフックを通します。
④針先を抜いて完成です。
ネコリグとワッキーリグの違い
ネコリグとワッキーリグの違いは、ネコリグはネイルシンカーと呼ばれるシンカーをワームの中に埋め込みます。
ワッキーリグはシンカーをワームの中に入れることはありません。シンカーを付けないノーシンカーで使ったり、ダウンショットやジグヘッドを使ったジグヘッドワッキーで使用します。
ワッキーリグのアクション
ワッキーリグには釣れる4つのアクションがあります。それでは、みていきましょう。
フォール
フォールとは、キャストしてからボトム(底)につくまでのアクションのことです。アングラー(釣り人)がアクションすることはありませんが、ブラックバスのバイト(食いつき)は多いので、ラインが急に横に走ったり、止まったりすることに注意しなければなりません。
リフトアンドフォール
ボトムまで落ちたワッキーリグをボトムから少し持ち上げて浮かせて、フォールアクションを作ってあげましょう。リフトアンドフォールは、フォールアクションと同様、ワッキーリグがボトムに着底したあともバイトが多いアクションです。
シェイク
ワッキーリグをふわふわとさせるイメージで、ロッドをゆっくりとシェイクしてあげましょう。過度なアクションはバイトを遠ざけますので、なるべくゆっくりふわふわと誘ってあげることがキモです。
表層ピクピク
ノーシンカーワッキーでのアクションは、水中にワームが沈む前にロッドを立てて、シェイクしながら水面をピクピクさせます。水面での強波動で誘うことができるので、水が濁った時などに有効なアクションになります。
ワッキーリグおすすめワーム
ワームの選び方
ストレート系のワームであればどんなワームでも使うことができます。通常は塩入りの高比重ワームを使いますが、水面などでアクションさせるときは塩の割合が低かったり入っていない低比重のものを使ったりします。それでは、おすすめのワームをみていきましょう。
ストレートワーム系
ゲーリーヤマモトのカットテールやOSPのドライブクローラー、ZBC(ZOOM)のスワンプクローラーがおすすめです。
センコー系
ゲーリーヤマモトのセンコーやスリムヤマセンコーはワッキーリグとの相性はいいです。また、サワムラのバレットもワッキーリグとの相性が非常にいいです。
まとめ
ワッキーリグはトーナメンターもここぞという場面で利用する、釣れるリグの1つです。
使ったことのない方は、ぜひ一度試してみて、他のリグ(仕掛け)ではなかなかだせないワッキーリグ独特のアクションで、ブラックバスを釣ってみてください。
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