バス釣りで濁り(にごり)攻略!激濁りにでも強いルアーやワームのカラー解説

濁りのバス釣り 季節

バス釣りは様々な状況変化に対応しなければなりません。その中でもひと目見て分かる状況変化が、濁りです。
今回は、バス釣りにおいて濁りは良いのか、悪いのか、そして、濁り攻略のルアーの考え方を解説します。

バス釣りの濁りで大事な状況判断

濁っている川

濁りが発生している大事な状況判断の一つが、いつも濁っているのか、それとも何らかの原因で一時的に濁りが発生しているのか、ということです。
いつも濁っているフィールドであれば、ブラックバスはその濁りに対応しており、広範囲に散っている状況が多いです。
しかし、一時的に何らかの原因で濁りが発生しているフィールドである場合は、その濁りを避け、ピンスポットに集まっていることが多いのです。

良い濁りなのか悪い濁りなのか

良い濁り

川と水生植物

普段は目と側線と呼ばれる人間でいう耳にあたる部分ブラックバスはエサを追っています。しかし、濁りが入り視界を奪われることによって、側線だけで食いついてくるようになるため、ルアーで騙しやすくなるのです。このような状況の濁りは、良い濁りと言えるでしょう。
具体的には、雨が降って濁っている、強風が吹いて底荒れし濁っているなどの、自然現象から発生する濁りは非常に良い濁りの場合が多いです。

悪い濁り

代掻き

ブラックバスが全く食べなくなる状況の一つに、pHショックと呼ばれるものがあります。
ブラックバスは弱酸性〜弱アルカリ性まで幅広いpHで生息可能ですが、急なpHの変化は対応できず、全くエサを食べなくなります。
具体的には、田んぼや畑にの肥料にはpH調整剤が入っている場合が多く、代掻き(しろかき)の濁りは急激なpHの変化があります。
その他は、工事で地層を削っていたり、砕石などを行って雨などで流れてきた濁りでpHが変化することがあります。
つまり、人為的な濁りに関しては悪い場合があるのです。

濁りの時にバス釣りで選ぶポイント

視界を奪われたブラックバスは、何かの物に寄りやすくなります。それはどのような物なのか見ていきましょう。

ウィード(水草)

池の立木やウィード

ウィードや水生植物、水中に根っこが張り出している木の付近などは濁りが入った時にブラックバスが寄りやすくなります。
入り組んだウィードは濁りの影響を受けにくいだけでなく、pHの変化があった時も水質浄化能力が高いため、ブラックバスが好んで寄り付きます。

ストラクチャー(障害物)

池の水生植物と岩

ストラクチャーは視界を奪われたブラックバスが寄りやすくなります。
ブラックバスも自然界で見ると、鳥などに捕食される立場にあります。濁りで視界が奪われた時に好む場所が、身を守れる場所なのです。
水中に沈んでいる高さのある石や、テトラに木などが絡んでいるような入り組んでいるような場所は、ブラックバスは通常よりも身を寄せるようになります。

激濁りでも釣れるおすすめルアー

視界を奪われたブラックバスの側線に直接訴えかけるルアー選びが重要です。
どのようなルアーを選べばよいのか見ていきましょう。

クランクベイト

クランクベイト

波動が強いクランクベイトは濁った時に効果的です。
何かの物に付いているブラックバスにアピールできるように、強波動のクランクベイトや、ボトムノック(底をコンコンつつく)できるものを選びましょう。
素材は、バルサ素材でできたクランクが波動が強くおすすめです。
カラーは少しでも目立つように、マッドホットタイガーやチャート系がいいでしょう。

メタルバイブレーション

3つのメタルバイブレーション

メタルバイブレーションの強波動は、激濁りした際などに凄まじい効果を出します。
濁りの中、流れがきいている水中の岩などを攻めると良いでしょう。
クランクベイトの横の動きに反応しない時に、メタルバイブレーションのリフト&フォールの縦の動きが効果的です。

トップウォーター

ビッグバド

視覚が奪われているブラックバスを、波動で水面に寄せて釣るのは濁った時は有効なテクニックです。
ビッグバドやペンシルポッパーのようなスプラッシャーのような強い波動が出せるトップウォーターは効果的です。

ワーム

ホッグ系ワーム

ウィードや水生植物にテキサスリグで打っていくのは、その中に入り込んでいるブラックバスを釣るのに効果的です。波動が強いホッグ系のワームを選ぶと良いでしょう。
また、トップウォータープラグで出ない時や、濁りがやや落ち着いてきた時に、センコーなどの硬めで張りのあるストレート系ワームをワッキー掛けして水面をトップウォーター的にピクピクさせる釣り方も良いでしょう。
カラーは水中であればホワイト、水面で使うのであればブラックが目立っていいでしょう。

まとめ

濁った時に釣れないと感じる時は、ブラックバスが居ないところへルアーを投げているからかもしれません。
ブラックバスが居るピンスポットへ打っていくためのキャスティング力も試されるので、自分のバス釣り力の底上げと思って、ぜひ濁りの中のバス釣りをしてみてください。

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