釣りに行った際に、フック同士が絡まってすぐにルアー交換をすることができず、手返しが悪くなることがイヤになりフックカバーをつけるようにしました。
いざフックカバーを付けると、メリットとデメリットが見えてきたので、紹介します。
ルアーのフックにカバーを付けるメリット・デメリット
ルアーのフックにカバーを付けることは、3つのメリットと2つのデメリットがあります。
それではみていきましょう。
3つのメリット
- フック同士が絡まらない
- ルアーが傷つかない
- フックが指に刺さらない
これら3つがルアーのフックにカバーを付けるメリットです。
それでは詳しくみていきましょう。
フック同士が絡まらない
![絡んでいるフック](https://tsuriron.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_1598-1024x768.jpg)
フックカバーを付けずにルアーをボックスの中に入れてしまうと、フック同士が絡まってしまい、すぐに使いたいルアーを取り出すことができません。
少し上下にゆするとほどけていきますが、フックのアイの中にフックポイント(針先)が入ってしまうと、ほとんどほどけません。
フックカバーを付けることで、フック同士の絡まりを防ぐことができます。
ルアーが傷つかない
![フックカバーの付いたルアー](https://tsuriron.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_1600-1024x768.jpg)
ルアーボックスを持ち運ぶときには、意外と中のルアーも揺れています。
この揺れや振動で、フックポイントがルアーに当たってしまい、ルアーを傷つけています。
ルアーを傷つけているということは、フックポイントも削れてしまっているということです。
ルアーとフックの両方を守る意味合いでも、カバーを付けたほうがいいでしょう。
フックが指に刺さらない
![手のひらの上のフックカバーの付いたルアー](https://tsuriron.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_1599-1024x768.jpg)
朝マズメや夕マズメの時間帯は光量が落ち、ルアーを交換する際に手元がよく見えなくなる時があります。
このような時に不意にフックポイントが指先に当たってしまい、最悪の場合刺さってしまいます。
よって、アングラー(釣り人)自身を守るためにもフックカバーは付けたほうがいいでしょう。
3つのメリットがフックカバーを付ける理由になりますが、デメリットもあります。
それではみていきましょう。
2つのデメリット
カバーの分だけボックスのスペースが無くなる
フックカバーを付けることを検討している方は、ボックスの中にたくさんのルアーが入っている方ではないでしょうか。
フックカバーを付けることで、カバーの分だけボックスのスペースが無くなります。
今までボックスの中にギリギリルアーが入っていた方は、カバーを付けたことによって全てのルアーが入らなくなります。
実際どのくらい容量が減るのか、みてみましょう。
![ボックスに入ったたくさんのルアー](https://tsuriron.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_1561-1024x768.jpg)
ボックスにギッチリ詰められたルアーです。
![ボックス](https://tsuriron.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_1559-1024x768.jpg)
フタが閉まるギリギリの高さまでルアーが入っています。
このルアー全てにフックカバーを付けて、どのくらい高さがあるのかみていきましょう。
![たくさんのルアーとボックス](https://tsuriron.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_1558-1024x769.jpg)
かなりのルアーがあふれるようになってしまい、フタがしまらなくなってしまいました。
よってカバーを付けることによって、ボックスの買い替えが必要になるかもしれません。
フックカバーの管理に手間がかかる
![シャッドとフックカバー](https://tsuriron.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_1601.jpg)
フックカバーは付ける手間も必要ですが、釣行後に外して乾燥させるなどの手間がかかります。
筆者は今まで、釣行後はボックスのフタを開けて乾燥させるだけでしたが、フックカバーを付けてしまうと、カバーの中に水が溜まったままになってしまい、フックが錆びる原因になってしまいます。
フックカバーの選び方
フックカバーのサイズ
フックサイズに応じたフックカバーを使わないと、きちんとはまらなかったり、フックポイントが飛び出てしまいます。
メーカーによって、フックのサイズもフックカバーのサイズも違いますが、おおよそ下記の通りです。
サイズ | 対応する フックサイズ | ちょうどいい フックのサイズ |
S | #10以下 | #10 |
M | #6〜10 | #6 |
L | #2〜6 | #2 |
LL | #2/0〜2 | #2/0 |
メーカーを揃える
![フックカバー](https://tsuriron.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_1610.jpg)
フックカバーの選び方のコツは、メーカーを揃えることです。
同じMサイズのカバーを買っても、メーカーが違えば色合いが異なります。
メーカーを揃えてあげることによって、Mサイズは青色、Lサイズは赤色というふうに揃えることができるので、後々の管理がしやすくなります。
ネット通販では格安の物も出ていますが、よくカラーも変わるのであまりおすすめできません。
しかし、ルアーの数もまだ少なく、試しに購入してみたいという方には格安の物を購入してみてもいいのではないでしょうか。
フックカバーの使い方
フックカバーの付け方
![フックカバーの付け方](https://tsuriron.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_1602-1024x768.jpg)
フックカバーの付け方は、フックカバーのスリットにフックを押し込めば付けることができます。
ルアーを押すようにすれば安全に付けることができます。
フェザー付きフックへのカバーの付け方
![フェザーフックのルアー](https://tsuriron.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_1611-1024x768.jpg)
フェザー付きフックは、通常の使い方ではフックカバーを付けることができません。
しかし、少し工夫すれば付けることができますので、みていきましょう。
①フックカバーの中心に向かって1箇所切れ込みを入れます。
![フックカバーとカッター](https://tsuriron.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_1603-1024x768.jpg)
②切れ込みを2つ入れ、スリットを作ります。
![スリットの入ったフックカバー](https://tsuriron.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_1604-1024x768.jpg)
③フックカバーを通常の逆向きに、スリットに沿って入れます。
![フェザーフックへのフックカバーの付け方](https://tsuriron.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_1605-1024x768.jpg)
④フックポイントをカバーに入れて完成です。
![フェザーフックへのフックカバーの付け方](https://tsuriron.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_1606-1024x768.jpg)
フックカバーの外し方
![フックカバーの外し方](https://tsuriron.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_1607-1024x768.jpg)
フックカバーの外し方は、フックカバーを持って、ルアーを引くようにしましょう。
フックポイントが指先に刺さらないように、指先でフックカバーを持つのがコツです。
おすすめのフックカバー
メイホウ
バレーヒル
ダイワ
まとめ
フックカバーはメリットだけでなくデメリットもあります。
フックカバーを付けるメリットはありますが、いらないと思う方も少なからずいると思います。
自分の釣りのスタイルに合わせて、付けるか付けないかを選んでいくといいでしょう。
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