たくさんのカラーがあるルアーですが、選び方はパターン化されています。
今回は、ルアーの色彩や色の選び方などを紹介します。
バス釣りのルアーの3つの色彩
膨張色
白や赤、オレンジ、黄色などは膨張色と呼ばれ、ルアーの存在を大きくしたい時に使われる色彩です。
収縮色
寒色と呼ばれる黒や青、青緑などは収縮色と呼ばれ、ルアーの存在を小さくしたい時に使われる色彩です。
特に青色はルアーでは非常に取り扱いが難しく、濃い青は収縮色になりますが、白を加えて淡い青(水色)になると膨張色になります。
中間色
緑や紫など、これらのどちらにも属さない色を中間色と呼びます。
この3つの色彩を重ねてルアーは作られますが、色彩の塗り方は3種類のカラー(色)に分けられます。
それでは、みていきましょう。
バス釣りのルアーカラー(色)は大きく分けて3種類
バス釣りで使うルアーカラーは大きく分けて、ゴーストカラー、クロームカラー、ソリッドカラーの3種類です。
それぞれのカラーの特徴をみていきましょう。
ゴーストカラー
ゴーストカラーとは、ボディが透けて見えるカラーです。
電球や太陽光を通して見てみると、ルアーのシルエットが少しぼやけてはっきりしないのが特徴です。
クロームカラー
クロームカラーは、メッキをほどこしているかのようなキラキラとした見た目が特徴です。
ルアーの種類によっては、実際にアルミ箔を巻いているルアーもあります。
太陽光にあたると、ボディがキラキラと光って水中で乱反射してアピールするのが特徴です。
ソリッドカラー
ソリッドカラーとは、ゴーストカラーとは対極にあるカラーのことです。
カラーをはっきりとさせ、水中でルアーのシルエットを際立たせるカラーです。
バス釣りでのルアーカラー(色)の選び方は3つの要素で決める
バス釣りでのルアーカラーの選び方は、季節、水の色、天候の3つの要素を組み合わせて選ぶことが基本です。
それでは、3つの要素でのルアーカラーの選び方をぞれぞれみていきましょう。
季節
春のバス釣りでのルアーカラー(色)
春はソリッドカラーの赤が効果的です。
ザリガニのカラーに近いような赤や、差し色で黒が入ったルアーを持っておくといいでしょう。
夏のバス釣りでのルアーカラー(色)
夏は水温も上がり、深場に移動するブラックバスが増えてきます。
深場に移動したブラックバスが水中で上を見上げているようなときには、シルエットがぼやけるようなゴーストカラーのルアーを選ぶといいでしょう。
ゴーストカラーはルアーだということがバレにくいカラーなので、ブラックバスをだましたい時には有効です。
秋のバス釣りでのルアーカラー(色)
秋は水中の溶存酸素量も多くなり、広範囲にブラックバスが散ってしまう季節です。
遠く離れた場所にいるブラックバスにルアーの存在に気づいてもらうために、クロームカラーやソリッドカラーが有効です。
ブラックバスがいる場所がある程度絞れてきたら、ゴーストカラーへと色のトーンを落としてあげるといいでしょう。
冬のバス釣りでのルアーカラー(色)
冬は水の透明度も上がるので、シルエットがぼやけるようなゴーストカラーのルアーを選ぶといいでしょう。
風が吹いたら、水中で太陽光を乱反射するクロームカラーを選びましょう。
水の色
濁っている水
ルアーのシルエットがはっきりと出るソリッドカラーがいいでしょう。
澄んだ水
ゴーストカラーのルアーを選んで、ブラックバスにルアーを見切られないようにしましょう。
緑や茶色の水
植物性プランクトンなどが大量発生し、水が緑や茶色に色づいている場合は、シルエットがはっきりと出るソリッドカラーや、光を乱反射するクロームカラーでルアーの存在をアピールするのがいいでしょう。
天候
風
風があるときは、クロームカラーのルアーを選びましょう。
太陽光の乱反射によって、ルアーの存在に気づいてくれます。
風が弱い時や無風のときのカラーはゴーストカラーを選んで、ブラックバスに見切られないような色を選びましょう。
天気
晴れの日は光量もあり、ブラックバスにルアーが見切られやすいです。
ゴーストカラーを選んで、ブラックバスに見切られないような色を選びましょう。
曇りや雨のときはブラックバスにルアーの存在に気づいてもらえる、クロームカラーがいいでしょう。
光量が低い時は、シルエットのはっきりするソリッドカラーが有効です。
バス釣りでのルアーのカラー(色)セレクトは釣果に関係ないのか
ブラックバスが釣れるルアーの要素は、
- アクション(動き)
- スピード(速さ)
- レンジ(深度)
と言われています。
しかし、同じルアーでも色違いのもので、釣果に大きく差が出ることがあるのです。
釣れるパターンが煮詰まってきたときに、最後に釣果の差がでるのはルアーのカラーかもしれません。
まとめ
様々なカラーで販売されているルアーですが、パターンにこだわることなく、いろいろなカラーを臆せず試していくと、自分だけにしか見つけられない釣れるカラーに出会えるかもしれません。
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