パワーフィネスのリーダーの長さはどのくらいがいいのか、結び方(ノット)はどのようにしたらいいのか難しいですよね。
今回は、パワーフィネスに使用するPEラインにリーダーがなぜ必要なのか、そして、リーダーの長さや結び方を紹介します。
パワーフィネスにリーダーなしだと良くない2つの理由
PEライン直結だと強度が40%下がるため
PEラインをルアーやフックに直結してしまうと、結び目の部分は強度が40%も落ちてしまいます。
PEラインは根ズレに弱いため
PEラインは根ズレ(岩などにこすれること)にとても弱いです。魚をかけて岩などにPEラインが触れてしまうと抵抗もなくあっという間に切れてしまいます。
リーダーを付ける理由が、PEラインの弱点である結束強度と根ズレの弱さを補うためであることがお分かりいただけたと思います。
それでは、そのリーダーの長さはどの程度の長さにしたらいいのかみていきましょう。
パワーフィネスのリーダーの長さ
パワーフィネスのリーダーの長さは1ヒロ〜2ヒロ(1ヒロは両手を広げた約150cm)程度の長さを取ります。その長さは使い方によって異なります。
それでは、リーダーの長さをどのように決めたら良いのかみていきましょう。
リーダーの長さが短めでいい場合
虫系ルアーを吊るしてブラックバスを誘うちょうちん釣りや、オープンウォーター(障害物がなにもない開けた場所)、ボトム(底)に大きなストラクチャーがない場合は、リーダーの長さが1ヒロあれば十分です。
リーダーの長さが長めの方がいい場合
大きな岩や鉄杭など、ブラックバスを掛けたあとにPEラインがストラクチャー(障害物)に触れる可能性がある場合は、1ヒロ〜2ヒロの長めのリーダーを付けます。
レンジ(深さ)調整をする場合
i字引きやスティックベイトをゆっくりと引いてくるような釣りでは、リーダーの長さで深度を調整できます。
フロロカーボンをリーダーにしてゆっくりルアーを引く場合、リーダー120cmで約20cmの深さを引いてこれます。これを基準に、リーダーを30cmずつ伸ばしていけば深さが5cm程度下がっていきます。
パワーフィネスのリーダーの結び方(ノット)
PEラインは結び目ができると強度が下がるため、リーダーとの摩擦抵抗で結束します。
今回はSFノットという、早く結べて強度が増し、ガイドに引っかかりにくい結び方を紹介します。
①PEラインを中指、薬指、小指で持ち、親指と人差指に掛けます。
②リーダーを親指と人差指に掛けたPEラインに当てます。
③10回編み込んでいきます。(編み込みの連続画像あり)
④編み込みがきちんとできているか確認します。
⑤編み込んだ部分をずらし、リーダーを20cm程度出します。
⑥編み込んだ近くで輪っかを作ります。
⑦輪っかの中に、20cm程度出しておいたリーダーの先をPEラインと共に3回巻きつけます。
⑧ゆっくりと締め込んでいきます。
⑨10回編み込んだ部分とリーダーの結びコブを近づけ、締め込んでいきます。
⑩余ったラインを切って終了です。
リーダーを自動で結んでくれる機械
手でリーダーを結ぶのは何度も練習が必要なほど難しいです。
しかし、自動でリーダーを結んでくれる機械もありますので、リーダーを手で結ぶことが難しいと感じる方はライン結び器を使ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
パワーフィネスにおいてリーダーは必須です。
最初は難しいかもしれませんが、慣れると30〜40秒程度で結束できるようになります。
フィールドですぐに結べるように家でしっかり練習していきましょう。
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