サイトフィッシングでの見えバスの釣り方のコツ

見えバスの釣り方 釣りの知識

釣りの世界では見える魚は釣れないとよく言われますが、見えるブラックバスを釣る方法はないのでしょうか。
今回は、見えているブラックバスを釣るサイトフィッシングについて紹介します。

見えバスを釣るサイトフィッシングで大事な3つのポイント

  • 見えバスを探す
  • ブラックバスがどのようにエサを食べるのか理解する
  • ワームだけの食わせに頼らない

の3つのポイントが見えバスを釣る大事なポイントです。
どのような内容なのか、詳しく見ていきましょう。

見えバスを探す

見えバス

サイトフィッシングを成立させるためには、まず見えバスを探すところから始めます。
よほどのクリアレイクでない限り、水深1m前後のシャロー(浅場)にいる見えバスを探します。
バス釣りをしていて偶然見えバスを見つけるときもありますが、見つけたときには既に遅い場合が大半です。
ブラックバスに気づかれる前に、アングラー(釣り人)が先にブラックバスを見つけるようにしましょう。

サイトフィッシングに欠かせない偏光サングラス

偏光サングラス

偏光サングラスがないと見えバスを探すことは難しいです。
様々なレンズのカラーが販売されていますが、サイトフィッシングに向くレンズカラーはピンクやレッド、オレンジ、ブラウンが向いています。これらの色は、物の輪郭がくっきりと見えやすいためサイトフィッシングには向いています。
光量が少ないときや、水中を明るく見たい時はグリーンのレンズカラーがいいでしょう。

ブラックバスがどのようにエサを食べるのか理解する

ブラックバス

ブラックバスがエサを食べるときは、最もエサを捕食しやすい場面でのみエサを食べます。
その場面とは、エサを追い込む事ができる状況です。
具体的には、岩の周りにいるエビは逃げ道がなくブラックバスに捕食されやすい状況であったり、水面を泳いでいる小魚は下から食いあげてきたブラックバスに対して逃げ道が無い状況です。
つまり、食わせるためのルアーも捕食されやすい状況下に置いてあげることによって、釣ることが可能になります。

ワームだけの食わせに頼らない

ブラックバス

ワームに代表される食わせのルアーだけでなく、シャッドやスピナーベイトなどのハードルアーやワイヤーベイトもサイトフィッシングには有効な場面があります。ルアーがエサとしてではない、ルアーとしての力が発揮される場面です。ハードルアーを選ぶ基準は、高速で巻いても真っ直ぐ引いてこれるかどうかです。

大事な3つのポイントが分かったところで、サイトフィッシングでの見えバスの釣り方を見ていきましょう。

サイトフィッシングでの見えバスの釣り方

見えバスの状態を知る

ブラックバス

見えバスを見つけたらまず、どのような状態なのか知ることが大事です。ふらふらと泳いでエサを食べる場所を見つけるために泳ぎ回っているのか、ただ浮いているだけなのか、それとも何かの物に付いているのかによってブラックバスの状態が違います。
一番釣るのがかんたんな見えバスは、何かの物に付き、エサを食べようと待ち構えている個体です。食わせのワームをキャストすると一発で食いついてくることも多いです。
釣るのが難しい個体は、泳ぎ回っている個体や、ただ浮いているだけの個体です。
それぞれの状態の個体の釣り方について見ていきましょう。

泳いでいる見えバスの釣り方

見えバス

立ち止まるまで待つ

ふらふらと泳いでいる見えバスは釣ることができません。見えバスをそのままを追いかけ、ブラックバスが立ち止まったところで釣るようにします。
立ち止まるところは、岸沿いの木の根元や張り出した岩、水生植物周りやカバー周りなど、何かの物に対して立ち止まります。
大事なことは、見えバスが立ち止まりそうな場所を先に確認しておくことが大事です。
可能であれば、立ち止まりそうなポイントにあらかじめ食わせのワームを投げておくといいでしょう。

バスの目線を確認

立ち止まった見えバスを少し観察し、上を見ているのか、下を見ているのかを確認しましょう。上を見ている個体は、虫や小魚を意識している個体が多く、下を意識している個体はエビやゴリ系の小魚を意識している個体が多いです。
見えバスが意識しているエサを模した食わせのワームを選び、見えバスにキャストしてみましょう。もし逃げてしまった場合は、見えバスを確認しつつそのままワームを置いておきましょう。捕食のためにまた戻ってくることも多いです。

ただ浮いているだけの見えバスの釣り方

ミノー

ハードルアーの不思議な力

ただ浮いているだけのバスに対してまずキャストするべきルアーは、ハードルアーです。
ワームしか投げたことのない人はぜひチャレンジしていただきたいです。
ただ浮いているだけのバスに対して、ワームを遠くに投げても近くに投げても逃げられることが多いのですが、なぜかシャッドなどのハードルアーは逃げられることが少ないルアーです。

ハードルアーの見えバスへの通し方

ハードルアーでただ浮いているだけの見えバスを釣る方法は、ブラックバスの鼻っ面ギリギリを高速で引いてくることです。
よりリアクションで釣る要素として、ブラックバスの背後から鼻っ面目掛けて引いてくると、エサとしてではないバイトを見ることが出来ます。

見えバスをサイトフィッシングするおすすめのルアー

筆者がよく見えバスのサイトフィッシングに使うルアーを紹介します。
様々なルアーの種類がありますので、ぜひ、自分に合うルアーを見つけてみてください。

シャッド

3種類のシャッドプラグ

手前から、デュエルSH-60、エバーグリーンスーパースレッジ、ラッキークラフトベビーシャッドです。

スピナーベイト

スピナーベイト

重いスピナーベイトの方が安定します。1/2oz(14g)以上のものを使うと安定して高速でも引いてこれます。筆者がよく使うスピナーベイトは、OSPのハイピッチャーやイマカツのジンクスです。

ワーム

ワームボックス

ワームは、釣りをするフィールドに生息しているブラックバスのエサに合わせて選んでみてください。
筆者がよく使うサイト用のワームは、ゲーリーヤマモトのカットテール、イマカツのアンクルゴビィ、ティムコのスーパーシャッドシェイプです。

まとめ

見えバスのサイトフィッシングは、座学的な知識と、様々な見えバスに立ち向かった経験の両立から成るものです。
ぜひ、この記事の知識と、フィールでの見えバスとの経験値をつんで、見えバスを攻略してみてください。

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