一つテンヤは、針とオモリのヘッド部分が一体化したものが主流ですが、針とヘッド部分が分かれている誘導式もあります。
今回は、一つテンヤを誘導式にすることによって変わる4つのことについて解説していきます。
一つテンヤが誘導式になると変わる4つのこと
一つテンヤが誘導式になることで、仕掛けのイメージ、アクション、吸い込みの良さ、バラシの4つのことが変わります。
それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。
仕掛けのイメージ
一つテンヤは針とオモリが一体化していることから、ジグヘッドをイメージするといいでしょう。
対して、誘導式の一つテンヤはバス釣りやロックフィッシュで良く使われるテキサスリグをイメージするといいでしょう。
アクション
一つテンヤは、エビも一緒にゆらゆらと揺れながらフォールし、着底と同時にアクションも終わります。
しかし、誘導式の一つテンヤは、フォール時にヘッドが揺れることはあっても、エビが揺れることはありません。
そして、ヘッドが着底したあとも、ヘッドから離れているエビはゆっくりとフォールしてきます。
吸い込みの良さ
マダイが一つテンヤを吸い込む時は、ヘッド部分の重さも加わりますが、誘導式の一つテンヤはヘッドの重さが影響しにくいので、吸い込みが良くなります。
バラシ
マダイは一つテンヤの針にかかると、大きく首振りをします。
よって、一つテンヤのヘッド部分が重すぎると、重いヘッドが左右に振られ、マダイに掛かっている針先の穴が広がってしまい、バラしてしまうことがあります。
しかし、誘導式の一つテンヤだと、マダイが首を振ってもヘッド部分が移動して、マダイに掛かっている針先への力が軽減されるため、穴が広がりにくくなります。
誘導式一つテンヤで起きやすいトラブル
誘導式の一つテンヤで起きやすいトラブルとして、ヘッド部分が潮の流れを受けすぎてリーダーを移動しすぎてしまい、道糸のPEラインに絡まることがあります。
このようなトラブルが起きてしまう時は、シンカーストッパーを付けて、ある程度ヘッドの可動域を狭めてあげるといいでしょう。
誘導式と通常のテンヤはどちらの方が釣れるのか
釣れる潮回りの時は、一つテンヤでも誘導式の一つテンヤでも、どちらでも釣れます。
しかし釣れない時に、どちらかのテンヤに釣果が偏る時があります。
上記で説明した一つテンヤが誘導式になると変わる4つのことが、どちらかに偏る要因になっていることが多いのです。
釣り人の立場で一番驚くことは、マダイの食いつき方が違うことです。
通常の一つテンヤであれば、釣り人が積極的に掛けていく傾向が強いですが、誘導式の場合は、いつの間にかマダイが食いついていたということが多いです。
よって、それぞれの特徴を理解して、状況に応じて使い分けることが重要なのです。
おすすめの誘導式一つテンヤ5選
様々な誘導式一つテンヤを比較すると、一番異なるパーツはヘッド形状です。
それでは、ヘッド形状の異なる、おすすめの誘導式一つテンヤ5選を紹介します。
ダイワ 紅牙遊動テンヤ
ハヤブサ 貫撃遊動テンヤ
ジャッカル ビンビンテキサステンヤ
アムズデザイン 真鯛魂レンジセッター
カツイチ スライド式五目テンヤ
まとめ
誘導式の一つテンヤは、通常の一つテンヤとは全く違うものと言っていいでしょう。
一つテンヤの釣行の際はぜひ、状況に応じた使い分けを楽しんでください。
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