ポッパーは動かし方(アクション)で、動き方だけでなく音まで変わるルアーです。
今回は、ポッパーの動かし方や出る音の違い、季節に合わせた動かし方等紹介します。
2つの音を出すポッパーの動かし方
ポッパーは、ポッパー音とチャガー音と呼ばれる2つの音を出すことができます。それでは、それぞれどのような音なのか、また、どのようにその音を出すのかみていきましょう。
ポッパー音の出し方
ポッパー音とは、ベイトフィッシュ(ブラックバスのエサとなる小魚)が水面で「ぴちゃぴちゃ」と跳ねる音のことです。
ポッパーでこの音を演出するには、トゥイッチのようなロッドの動かし方がいいでしょう。ロッドストローク(竿の振り幅)を短めにし、ポッパーの移動距離を短めにしてあげることで小魚がぴちゃぴちゃ跳ねる音を演出できます。
チャガー音の出し方
チャガー音とは、ブラックバスが小魚を食いあげる時の「ボコッ」という捕食音のことです。
ポッパーでこの音を演出するには、ジャーキングのようなロッドの動かし方がいいでしょう。ロッドストロークを長めにし、ポッパーの移動距離を長めにしてあげることで捕食音を演出できます。
このチャガー音は、食い気の無いブラックバスに、他の個体にエサを取られるという競争心を煽ることによって、バイト(食いつき)に持ち込むことができます。
ポッパーのアクション
ポッパーのアクションは真っ直ぐ引いてくるアクションだけでなく、ドッグウォークと呼ばれる首振りアクションも出すことが出来ます。
ドッグウォークのアクションを演出するには、ポッパー音を出すときのような短いロッドストロークで、ラインテンション(ラインを張る)をかけずに、糸ふけを出すようにしましょう。
ポッパーで釣れる時期
ポッパーは時期で使い方が異なります。それでは、それぞれの時期ごとの使い方をみていきましょう。
春のポッパーの使い方
春はチャガー音を意識して、1回アクションしたら止めて浮かせたまま待つことを意識しましょう。産卵を意識したバスは上を意識している個体が多いですが、冬を越したあとで果敢にルアーを追い回すことは少ないため、ポッパーを止めてバイトに持ち込むことが重要なのです。
夏のポッパーの使い方
夏は小魚や虫、エビなど様々なエサを食べているブラックバスが多いです。よって、ポッパー音やチャガー音だけではなく、アクションもドッグウォークを組み合わせたりして、その時の状況でどのようなアクションがいいのか探る釣り方が有効になります。
秋のポッパーの使い方
秋は、広範囲に散ってしまったブラックバスをどのように探っていくのかがポイントになります。
よって、ポッパーの動かし方も止めることを意識するのではなく、常に動かし続けることが重要です。
冬のポッパーの使い方
冬はある一定の条件が揃わないとポッパーで釣ることはできません。その条件とは、湖や川の底の水温が4℃になり、晴れた日です。水温は4℃が最も比重が重いため、冷たい水が全て底に溜まります。そうなると、少しでも気温が上がるとボトムからブラックバスが離れ、水温が底面より温かいシャロー(浅場)へと一気に移動します。
この条件が揃った時に、ゆっくりとポッパーを引いてあげると釣れる時があります。
ポッパーのタックル
ポッパーで使用するロッド
ポッパーを扱うロッドは、春や夏であればピンスポットを狙うことが多いので、キャストアキュラシー(投げる精度)が高いベイトロッドがいいでしょう。
秋に入ると広範囲を探る釣りになるので、スピニングタックルで扱ってもいいでしょう。
また、ロッドの長さに関しては、長すぎるロッドだとポッパーが動きすぎてしまうため、6ft前後の短めのロッドが扱いやすいでしょう。
ポッパーで使用するライン
3、4回のアクションしかしない釣りであればフロロカーボンのラインでも構いませんが、長い距離を引いてくる場合、ラインが沈んでしまってポッパーのアクションがうまく出ません。
ポッパーは、ナイロンラインやPEラインが使いやすいでしょう。
ポッパーにはスナップを付けよう
ポッパーのドッグウォークなどのアクションを出しやすくするために、スナップを付けてあげましょう。こうすることでラインを結ぶラインアイが固定されず、動きの良いアクションが出ます。
まとめ
ポッパーは、アメリカのトーナメントでウイニングルアーになるほどの釣れるルアーです。
目で見てアクションを確認でき、耳で音を感じ取れるようなルアーはなかなかあるものではありません。
ぜひポッパーを使って、ブラックバスを手にしてください。
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