2月のバス釣りは水温10℃で激変!初旬、中旬、下旬に分けて詳しく解説

2月のバス釣り 季節

暦の上では2月4日前後から立春といわれます。春の季節だといっても水温はまだ低い場所も多く、冬を引きずっている場所も多いです。しかし、2月はプリスポーン(産卵前)のブラックバスが動きだす場所が出てくるのも事実です。
今回は、2月を初旬・中旬・下旬に分けたブラックバスの状態や攻略法、そして、選ぶべきルアーを紹介します。

徐々に春へと向かう2月のバス釣り

2月は、1ヶ月間でも初旬・中旬・下旬で水中の季節がから春へとすすんでいきます。
それぞれの状況についてみていきましょう。

2月初旬のバス釣り

水温計

2月初旬は、1月の冬をかなりひきずっている状況です。単日でみると18℃近く気温があがるときもありますが、水温はまだ低いままです。
しかし、立春は1年を通して最も満月の影響が出る時期で、ブラックバスは水温が5℃以上あれば夜中であっても月明かりでエサを補食しはじめます。

2月中旬のバス釣り

三日月

2月中旬は、2月後半に近づくにつれて満月から新月へと向かいます。この時期から徐々に夜間にエサを食べるブラックバスは減ってきます。それに加え、徐々に平均気温もあがってくることによって、単日でみると水温のあがる昼過ぎなどに釣果がでるようになってきます。

2月下旬のバス釣り

ブラックバス

2月下旬は、2月初旬と比較すると気温は平均で2℃以上あがり、水温もあがってきます。
場所によっては水温が10℃台に入っているところがあるかもしれませんが、スポーニング(産卵)をする個体はまだ居ない、プリスポーン(産卵前)といわれる状態です。

Once the water hits 50 degrees, bass are definitely in a prespawn mode.

BASSMASTERKVD’s 6-season bass guideより引用

直訳:一度水が50°Fに達すると、低音は確実にプリスポーンモードになります。

水温が10°(50°F)を一回でも超えると、ブラックバスは産卵を意識して活発に動くようになり、徐々にエサを捕食するようになります。

2月のバス釣り攻略方法

初旬、中旬、下旬のブラックバスの状態が分かったところで、それぞれのブラックバスの攻略方法をみていきましょう。

2月初旬のバス釣り攻略

池の水生植物と岩

2月初旬の釣りは、1月の真冬の釣りを展開したほうが釣果がでます。
野池であれば、バス釣りをするフィールドの中で深い場所を攻めるのがいいでしょう。
川であれば、北風や流れをさえぎるワンドになっている場所やテトラ帯など、ブラックバスが越冬できる場所を選びましょう。

2月中旬のバス釣り攻略

野池

2月中旬になれば、水量の少ない野池などは水温上昇も早く、一時的に水温が10℃を超えるところが出てきます。10℃を超えるとプリスポーンのブラックバスが動き出しますので、ディープ(深場)からシャロー(浅場)に上る途中にあるスタンプ(切り株)や石など、一時的にブラックバスが留まることができるものがある場所を狙うといいでしょう。
川の場合は水量が多いため、水温の上昇は緩やかです。暖かい雨などが降らない限りは、冬の釣りを継続したほうがいいでしょう。

2月下旬のバス釣り攻略

野池

2月下旬になると水温が10℃を超える野池が少しずつ出てきますが、水量の多い川やリザーバーはまだ水温が低い所が多い状態です。
しかし、大きな川であっても全体でみるのではなく、部分部分で切り取って水温が少しでも上がりやすい場所を探すことが重要です。
水量の少ないワンド部分や、バンクの土の色が黒っぽい場所などは地熱から水温の上昇が早い傾向にあります。

2月に降る雨がバス釣りに及ぼす影響

雨

2月にバス釣りに行く際にもし雨が降るようでしたら、必ず気温を確認するようにしましょう。基準は10℃です。10℃を上回る雨でしたら、一気にプリスポーンが動くことがありますが、気温が一桁だと冬を引きずる可能性もあります。

2月のバス釣りに良い時間帯

日の入り

2月は、水温が上がりやすい昼過ぎからが最も釣れやすい時間帯です。2月に限定はしませんが、1年を通して朝マヅメと夕マヅメの時間帯は釣れます。

2月のバス釣りで選ぶべきルアー

クランクベイト

クランクベイト

プリスポーンを意識した個体を狙うのであれば、赤色のクランクベイトは欠かせません。
プリスポーンのブラックバスと同時期に動き出すのが、アメリカザリガニです。
ですので、エサとなるアメリカザリガニを意識した赤色のクランクベイトは持っておくといいでしょう。
更に、ラトルが入っていると効果的です。

シャッド

3種類のシャッドプラグ

シャッドは冬の個体もプリスポーンの個体も狙うことができます。早巻きで狙うのではなく、ゆっくりとただ巻きで巻いてあげるといいでしょう。

ラバージグ

ラバージグ

ラバージグは冬の釣りにも有効ですが、プリスポーンが留まるスタンプや岩などを狙うのに非常に適しています。

ワーム

ワームボックス

2月のバス釣りで使用するワームは、冬を意識すると3インチ前後の小さなサイズが必須になります。

まとめ

2月は冬から春へと向かう晩冬の季節です。水中は冬を引きずるフィールドが多いですが、野池はほかのフィールドよりも早く水温が上がるため、プリスポーンのブラックバスが動き出す月でもあります。
ぜひ、水温をチェックしながらプリスポーンのブラックバスを追いかけてみてください。

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