自然相手のバス釣りでは、天候を選ぶことはできません。
バス釣りをするときの天候が曇りだったら、どのような釣りを展開すればいいのでしょうか。
今回は、曇りの日の水中の状況や選ぶべきルアーカラーなどを紹介します。
曇りの日の水中の状態
水中では、曇りの日と晴れの日を比較すると大きく変わることが2つあります。
それは、太陽の光量と水中に溶け込む酸素の量(溶存酸素量)です。
曇りの日は光量が落ちることによって、普段は物陰に隠れているブラックバスが物陰から離れやすくなります。
また、光量が落ちることによって水温が上がりにくくなります。
溶存酸素量は水温が低いほうが高くなるため、水温が上がらない曇りの日のブラックバスの行動は活発になるのです。
よって、曇りの日はブラックバスがあちこちに散ってしまう状況になるのです。
曇りの日のバス釣りの展開
曇りの日のバス釣りは、広範囲に散ってしまったブラックバスをどのように探して釣っていくのかが重要です。
曇りの日は、プラグなどのハードルアーを使ってブラックバスが居るエリアを絞り込み、ブラックバスが捕食するピンスポットにはワームなどを使って食わせていく釣り方が有効です。
曇りの日は光量も落ちるので、少ない光量でもブラックバスにルアーを見つけてもらえるカラーの選び方も重要です。
それでは、曇りの日のルアーカラーの選び方をみていきましょう。
曇りの日のバス釣りで選ぶルアーカラー
ハードルアーのカラー
プラグなどのハードルアーは、シルエットをはっきりさせたい時はソリッドカラー、ベイトフィッシュなどが多い場合はクロームカラーを選択します。
スピナーベイトなどのワイヤーベイトであれば、シルエットのはっきりと出る黒や白のラバーが有効です。
ワームのカラー
ジグヘッドやノーシンカーで使う場合は、ラメが入っているワームがいいでしょう。
ボトムを狙う時は、ボトムの地質にカラーを合わせるか、ブラックなどの少し濃い目のカラーでシルエットをはっきりさせるほうがいいでしょう。
曇りの日のバス釣りで選ぶべきルアー
トップウォーター
曇りの影響で気圧が下がり、ブラックバスの浮き袋が膨らんで上を意識する個体が増えます。
上を意識しているブラックバスにはトップウォーターは非常に有効です。
クランクベイト
広範囲に散ってしまったブラックバスを探すのにとても有効なルアーです。
クランクベイトは様々なカラーがありますので、光量に合わせた様々なカラー選択ができるのも利点の1つでしょう。
ワイヤーベイト
スピナーベイトやバズベイトなどのワイヤーベイトは非常に根がかりが少ないので、カバー回りをうろうろしているブラックバスがいないかサーチするのに適しています。
バイブレーション
バイブレーションはレンジ(深度)を任意で変えることができます。
よって、気圧の影響でブラックバスがどのレンジにいるのかをサーチするのに適しています。
ワーム
ハードルアーでブラックバスのいるエリアが絞れたら、ピンスポットを狙える食わせのワームは必需品です。
まとめ
広範囲を探ったり、ピンスポットを撃ったりと、様々な釣り方ができるのが曇りの日のバス釣りです。
ぜひ、曇りの日でもバス釣りをしてみて、自分の釣り方の範囲を広げてみてください。
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