バス釣りでのスナップの使い方や選び方は、バスプロでも意見が分かれていて判断が難しいものです。
今回は、スナップのメリットやデメリット、選び方などを紹介します。
バス釣りでスナップを使う2つのメリットとたった1つのデメリット
スナップを使う2つのメリット
ルアーの交換がかんたん
スナップは、ルアーの交換がワンタッチでかんたんに行えるため、ラインを結び替える必要がありません。
ルアーアクションが良くなる
適切なスナップを選ぶことによって、ルアー本来のアクションを出すことができたり、ロッドアクションをルアーに伝えることができるようになります。
スナップを使うたった1つのデメリット
スナップを使うデメリットは、メリットでもあるルアーの交換性の良さから、ラインの結び替えの頻度が落ちてしまうことです。
ルアーを投げ続ければラインに傷が入ってしまいますので、スナップを使っていても定期的にラインを結び替えるようにしましょう。
バス釣りで使うスナップの選び方
スナップの形状は大きく分けて、ラウンドタイプとスリムタイプの2種類あります。
どのように使い分けるのか見ていきましょう。
ラウンドタイプ
ラウンドタイプのスナップの特徴は、ルアーが自由に動くことができるため、アクションの邪魔にならず、ルアー本来の自然なアクションが出しやすい点です。
よって、ただ巻きやストップアンドゴーなどのロッドアクションに頼らない場面に向いています。
このラウンドタイプは、クランクベイトやミノーでよく選ばれています。
スリムタイプ
スリムタイプのスナップの特徴は、ある程度ルアーのアイとの接点を狭めることにより、ロッドアクションをルアーに伝えやすい点です。
よって、トゥイッチやジャークといったロッドアクションに向いています。
このスリムタイプは、ジャークベイトやミノーでよく選ばれています。
バス釣りで使うスナップのサイズ
各メーカーごとにサイズが違うのですが、おおよそ下記の通りです。
サイズ | サイズ | 対応ルアー |
#0 | S | 小型ミノー・シャッド |
#1 | M | ジャークベイト・中型クランクベイト |
#2 | L | ディープクランク・ビックベイト |
バス釣りでのスナップの付け方
①購入しているときについているスプリットリングは、必ず外すようにしましょう。
②スナップを通します。
③スナップを閉じて完成です。
バス釣りでのスナップのワームへの使い方
ロッドアクションをメインに行うワームは、ラインをフックに直結したほうが操作性がよくなるため、通常はスナップを使いません。
しかし、スティックベイトのノーシンカーなどはワームのズレ防止のためにスナップを使うことがあります。
それでは、ワームへのスナップ付け方をみていきましょう。
①オフセットフックにスナップを付けます。
②ワームにフックを沿わせて、フックポイントを抜く位置を確認します。
必ずスナップがワームの中に隠れるのが重要です。
③オフセットフックがワームに真っ直ぐ刺さっているか確認して、完成です。
バス釣りで使うのはスナップとスプリットリングどちらがいいのか
ルアーを最初に購入すると付いているスプリットリングは、スナップと比較するとどちらがいいのでしょうか。
スナップのメリットである、交換性の良さとルアーのアクションと比較してみましょう。
ルアーの交換性
スプリットリングはラインの結び変えが必要なので、スナップと比較するとルアーの交換性は下がります。
ルアーのアクション
スプリットリングはラウンド形状ですが、スプリング状に2重に巻かれています。
よって、スナップのラウンドタイプと比較すると、ルアーのアイに触れる面積は2倍です。
スプリットリングのルアー操作性は、スナップのラウンドタイプとスリムタイプの中間と考えていいでしょう。
結局スナップとスプリットリングどちらがいいのか
クランクベイトを例にあげると、アメリカで最も権威のあるバスマスタークラシックという大会で優勝経験のあるケヴィンヴァンダムはスナップを使い、日本人で優勝経験のある大森貴洋選手はスプリットリングを使っています。
最高峰の試合で戦う選手でもスナップとスプリットリングの使い方は分かれていますので、自分の釣りに合う方を探し選ぶといいでしょう。
まとめ
スナップは簡単に使えて便利な一方で、意外と奥が深いものです。
ぜひ、スナップにこだわって、自分の求めるルアーアクションが出せるようにしてみてください。
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