バス釣りにおけるプリスポーンのブラックバスの釣り方とは

プリスポーンのバス釣り攻略 季節

プリスポーンのブラックバスの釣り方や攻略法はあるのでしょうか。
今回は、プリスポーンとは何なのか、プリスポーンのバスがいる場所や釣り方などを紹介します。

ブラックバスのプリスポーンの英語での意味とは

プリスポーン

プリスポーン(pre spawn)とは直訳すると、「pre」=「〜以前」と「spawn」=「産卵」の2つを合わせて、産卵前の状態を指します。

ブラックバスのプリスポーンの時期

水温計

水深のある深場で越冬したブラックバスは、水温が7℃を超えたあたりから浅い水深を意識し始め、水温が10℃を超えると、スポーニング(産卵)を意識しているブラックバスのほとんどは、スポーニングに向けてエサを食べ始めます。
このプリスポーンの状態は、水温が12〜13℃まで続きます。
時期で言うとおおよそ、2月〜4月初旬にかけてです。

プリスポーンのブラックバスが居る場所

岬

水温が上がり始める頃のプリスポーンのブラックバスは、越冬で痩せている個体も多く、体力が少なくなっている状態です。
果敢にエサを追い回すのではなく、エサとなる生き物が回遊で入ってくる場所で待ち伏せするのです。
具体的には、チャンネル(ミオ筋)や、岬まわりです。
更に水温が上がってくると、シャロー(浅場)に入ってくる個体が増えてきます。
特に、水温が上がりやすい北西の岸からシャローに入ってくる傾向があります。

プリスポーンのブラックバスの攻略のカギ

プリスポーンのブラックバスは、三寒四温の春において、例え一時的に水温が下がったとしてもスポーニングエリアから遠く離れたりはしません。
スポーニングできるシャロー付近の深場に一時的に降りたりはしますが、別のエリアに移動したり、再びディープ(深場)に戻ったりすることはほとんどありません。
理由は2つあり、縄張りと体調管理のためです。
それでは、詳しくみてみましょう。

縄張りについて

ブラックバス

ブラックバスは、産卵床の縄張りがあり、お互いの近くに産卵床は作りません。
具体的には、一直線でお互いに目があうような環境では産卵床は作りません。
仮に一直線上であれば、ストラクチャー(障害物)越しでしか産卵床は作らないのです。
よって、より良い産卵床の場所を確保するために、遠くへと移動はしないのです。

体調管理について

水中の光

ブラックバスは、太陽光の紫外線にあたることによって、ビタミンAとビタミンDが生成され、免疫力を高めたり、骨が形成されます。
越冬のために深場で過ごしたブラックバスは紫外線を浴びておらず、免疫力も落ちています。
水温が一時的に下がったとしても、日に日に日照時間は伸びているので、越冬をするようなディープには戻らないのです。

これらから見えてくるプリスポーンのブラックバスの攻略のカギは、スポーニングエリアで水温の影響により、レンジが上下するシャローを意識しているブラックバスを、どのように釣るかです。
それでは、具体的なプリスポーンのブラックバスの釣り方をみていきましょう。

プリスポーンのブラックバスの釣り方

表層

スキッピングのコツ

シャローを意識しているブラックバスにはトップウォーターが有効です。
意識しているということが非常に重要で、例えシャローにいなくてもトップウォーターにでることがあります。
水深5m程度であれば、トップウォーターで釣ることができます。
ポッパーやノイジー系、バド系、羽根モノなど、ゆっくりトップウォーターを引くことができるルアーがいいでしょう。
また、カエルの冬眠明けにあわせてフロッグも効果的です。

中層

ワームの刺し方

トップウォーターで出ないときは、ミドストホバストといった、中層までブラックバスを呼んで釣るような釣り方が効果的です。
ジグヘッドのただ巻きでは速すぎるので、ミドストやホバストでゆっくりと誘ってあげることが重要です。

低層

水中のフットボールジグ

プリスポーンのブラックバスは、岩や切り株などのストラクチャーを巡って徐々にシャローへと上がってきます。
よって、このボトムにあるストラクチャーを攻めることができる釣り方が有効です。
ラバージグクランクベイト、スピナーベイトは、ストラクチャーを攻めることができるだけでなく、この時期に冬眠から覚めるザリガニを模すこともできるので最適なルアーです。

バス釣りでプリスポーンに選ぶルアー

プリスポーンのブラックバスを釣るのに適したルアーをまとめましたので、みていきましょう。

トップウォーター

フロッグ

ポッパーやノイジー系、バド系、羽根モノ、フロッグなど、ゆっくり引けるものを選びましょう。
特にフロッグは、フックがこすれる金属音がしないので、金属音を嫌うブラックバスには効果的です。

ワーム

ホバストのフックの付け方

ジグヘッドでのミドストやネイルシンカーを入れたホバスト、ラバージグなど、自分がどのレンジ(深さ)に居るブラックバスを釣るのかをはっきりさせて選びましょう。

クランクベイト

クランクベイト

ザリガニを意識した赤色のクランクベイトが有効です。
様々なレンジを攻略できるように、レンジ別にいくつかもっておくといいでしょう。

スピナーベイト

ワームを付けたスピナーベイト

スピナーベイトにトレーラーを付けてあげることによって、ゆっくりと引いてこれるようになります。
プリスポーンのブラックバスを狙う時はトレーラーを付けてみましょう。

バイブレーション

3個のバイブレーションプラグ

レンジを任意で変えることができるバイブレーションは、どのポジションにブラックバスがいるかわからないときに非常に便利です。

まとめ

プリスポーンの時期は、水温の少しの変化でブラックバスのポジションが変わってしまいます。
この少しの変化を捕らえて、プリスポーンを攻略していく面白さがあるのがこの時期です。
ぜひ、プリスポーンのブラックバスを攻略してみましょう。

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