秋のバス釣りのパターン紹介

秋のバス釣り 季節

秋のバス釣りは、9月の初秋10月の中秋11月の晩秋に分けられ、総じて秋の季節に分類します。
今回は、秋のバス釣りで重要なポイントや釣り方のパターン、そして、おすすめのルアーも紹介します。

秋のバス釣りで重要な2つのポイント

水中の酸素量が増える

水中の泡

秋のバス釣りで抑えておかなければならない重要なポイントは、水に溶け込んでいる酸素の量(溶存酸素量)です。
水温30℃と0℃を比較すると、30℃は0℃の半分しか溶存酸素量がありません。
から秋になると気温も下がり、水温も徐々に下がってきます。水温が下がることによって、水中の溶存酸素量が増えてきます。

広範囲にブラックバスが散る

見えバス

夏場は溶存酸素量の多い快適な場所に居たブラックバスが、秋になると全ての範囲で溶存酸素量が増えるため、広範囲に散ってしまいます。
この広範囲に散ってしまったブラックバスを探し出すことが、非常に難しいのです。
それでは、この広範囲に散ってしまったブラックバスを釣る、秋のバス釣りでの釣り方のパターンをみていきましょう。

秋のバス釣りでの釣り方のパターン

秋のバス釣りのパターンは、大きく分けて2つあります。それは、釣り方のパターンとブラックバスの居る場所のパターンで釣っていくというものです。
それでは、それぞれみていきましょう。

釣り方のパターンの見つけ方

釣り方のパターンの見つけ方は、ルアーに対して意識しなければならない点が3つあります。
それは、

  • レンジ(深さ)
  • アクション(動き)
  • スピード(速さ)

この3点です。それぞれについて詳しくみていきましょう。

ルアーのレンジ(深さ)

水中

どのレンジに居るかわからないブラックバスに対して、潜るレンジが決まっていない幅広いレンジを探る事ができるルアーが有効になります。
代表的なルアーは、バイブレーションやスピナーベイト、ラバージグにシャッドテールワームを付けたスコーンリグ(スイムジグやスイミングジグと呼ぶこともある)で探ると良いでしょう。

ルアーのアクション(動き)

ブラックバス

同じレンジを引くことができるルアーでも、バイブレーションとスピナーベイトではアクションが異なります。
例えばバイブレーションで釣れた場合、様々とあるバイブレーションの中から更にブラックバスが好むものを見つけることも重要です。ラトルや波動の強さが状況に合っていないと、フックがブラックバスの口の外にかかっていたりする場合もあります。状況が合えば、ルアーが丸呑みされている場合があります。

ルアーのスピード(速さ)

水面のバズベイト

ルアーを引いてくるスピードによって、ブラックバスの反応が変わります。マキモノであれば、低速から高速で巻いてもバランスを崩さないルアーを選ぶことが重要です。

ルアーに対して意識しなければならない3つのポイントがわかったところで、ブラックバスの居る場所のパターンについてみていきましょう。

ブラックバスの居る場所のパターン

秋はブラックバスが居る場所は、そこにブラックバスが居るのは偶然ではなく、タイミングで必然的に入ってくることが多いのです。
居る場所のパターンを掴むための、2つの重要な要素についてみていきましょう。

時間帯

日の入り

時間帯によってブラックバスが居るレンジが変わりやすいのが秋の特徴です。朝一は居なかった浅い場所に、昼になると入ってきたりすることが多いです。
それは、秋という季節は1日を通して気圧の変化が大きいことが多いためです。ブラックバスは浮き袋でレンジを調整しているため、一番動きやすい気圧の時に様々なレンジを泳ぐのです。

爆風で揺れる稲

気圧の変化が大きい秋は、時間帯によって風が吹くタイミングがあったりします。この風が吹くタイミングでブラックバスのいる場所が大きく変わります。
風があたるところにプランクトンが寄せられ、そのプランクトンを補食しに小魚やエビが集まってきます。そしてまたこれらを補食しに、ブラックバスが移動するのです。

秋のバス釣りは雨を気にしなくて良いのか

雨

などの天候の変化があったからといって、釣り方や居る場所のパターンが変わるわけではありません。天候が変化し雨の影響で濁りが出たとしても、秋のパターンとは別に、天候に合わせた釣りを行えば問題ありません。
秋のパターンフィッシングはあくまで、時間帯と気圧変化による風が重要なのです。

秋のバス釣りおすすめルアー

秋のバス釣りで使うルアーは、販売されている全てのルアーが対象になると言っても過言ではありません。とにかく、最初の1匹を釣ってパターンに持ち込めることができるルアーを紹介します。

トップウォーター

トップウォータープラグ

トップウォーターは表層だけではなく、深いレンジにいるブラックバスを寄せる力もあります。広範囲を探る釣りには必ず用意しましょう。

バブレーション

3個のバイブレーションプラグ

レンジも、アングラー(釣り人)の意思で調整が可能なので必ず持っておいたほうがいいでしょう。秋はラトルが入っていないバイブレーションから使うことをおすすめします。

クランクベイト

たくさんのクランクベイト

潜るレンジが決まっているクランクベイトは、いち早くブラックバスがどのレンジにいるのか探るのに適したルアーです。
秋のクランクベイトの使い方は、1つのクランクベイトにこだわるのではなく、様々なクランクベイトをローテーションすることをおすすめします。

ワイヤーベイト

スピナーベイト

スピナーベイトやバズベイトなどのワイヤーベイトと呼ばれるものも、秋のバス釣りにはいいでしょう。スピナーベイトは重さだけでなく、波動の弱いウィローリーフや、波動の強いコロラドのブレードなど、数種類のスピナーベイトがあるといいでしょう。

ワーム

3種類のホッグ系ワーム

ブラックバスの居る場所のパターンが掴めてくると、ピンスポットを狙えるワームが必ず必要になってきます。テキサスリグダウンショットはもちろん、ジグヘッドワッキーに対応できるといいでしょう。
ブラックバスがいる場所のパターンが掴めていない場合でも、スコーンリグでシャッドテールのワームが必要になる場合もあります。
ワームの選び方は、形状よりもボリュームを意識すると釣果に差が出ます。

まとめ

秋は散っているブラックバスを見つけることが非常に難しい季節です。その分、パターンに持ち込んで自分だけの魚を釣り上げた時の感動は大きなものがあります。
ぜひ、様々なルアーを駆使して、秋のバス釣りを楽しんでください。

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